2019年06月26日

「授業WATCH」 鈴木美華教授「会社法」

「授業WATCH」  2019年6月24日(月)

鈴木美華 教授 「会社法」第22回

(2019年度春学期月曜・木曜開講)
 
 法学部の専門科目で学生の履修(受講)は3、4年次。とくにリーガル・プロフェッションコースのコース指定科目です。
 鈴木教授は日本とアメリカ(ニューヨーク州)の司法試験に合格し、それぞれの国・州で弁護士登録されているGlobal Lawyerです。将来法曹を目指す学生のための法学部Global Lawyers Programも担当しています。

 授業では冒頭8分を使って、前回授業の振り返りを行います。近い席の学生たちが数名ずつ集まり、グループディスカッション(GD)を通して自分たちで振り返ります。学生たちは前回課題に関する自分のレポートを手にしながら、学んだことを仲間に伝え合います。GDが終わればレポートを提出し、レポートは鈴木教授が確認のうえ次回の授業で学生に戻しています。
 
 今日の講義のメインテーマは「1.資本制度 2.剰余金の配当 3.資本金・準備金の減少」。各テーマを俯瞰して理解するために「貸借対照表」を逐次スライドに提示します。「資本三原則」(①資本充実の原則、②資本維持の原則、③資本不変の原則)を説明したうえで、準備金の考え方、剰余金配当に関する現実的な利害対立や配当の要件、手続きを講義しました。

 学生には事前に授業内容をまとめた資料が配布され、予習したうえで講義に参加します。その資料には会社法の条文番号と枝番号が多数記載されていて、鈴木教授は講義中に何度も条文に当たるため、学生はその都度六法を開いて確認します。時には重要条文を学生に音読させるシーンもありました。六法を持たずに参加した事務長は、スマホで条文を検索し確認しました。なんとも便利な時代になりました。

 さらに鈴木教授の授業の中には「判例研究」というコーナーがあります。その回のテーマを理解するうえで最適な判例を示し、学生は同じくGDを通して判例のポイントや問題点を洗い出し意見交換します。12分間のGDの後、指定されたグループがGDのまとめを発表していました。事務長、あるグループの後ろで聞いていましたが、皆さん積極的に自分の意見を伝え合い、異論、反論を交えながら議論していました。
 
 鈴木教授の講義は明快な語り口でとても聴きやすい。定義から入り条文を確認する。学生の理解は進むと思います。GDを取り入れながらの講義は、学生全員の授業への参加を促し、終始活発に学生たちが議論する声が聞こえていました。


■鈴木美華(教授)■ 
https://www.soka.ac.jp/faculty-profiles/mika-suzuki/
専門分野  会社法
担当科目  会社法、金融商品取引法、民事法務演習Ⅰ・Ⅱ、GLPゼミなど
研究テーマ  取締役の任務と責任
略歴 1986年 創価大学法学部卒業
   1987年 (旧)司法試験合格
   1990年 弁護士登録(東京弁護士会)
   1998年 インディアナ大学ブルーミントン(現Maurer School of Law)法学修士課程(LL.M)修了
   1998年 アメリカニューヨーク州司法試験合格
   1999年 アメリカニューヨーク州弁護士登録

ページ公開日:2019年06月26日