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2019年11月13日

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業に元JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学教授の北野尚宏氏が来学!

11月13日に行われた法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業では、「ODAと人間の安全保障」とのテーマのもと、元JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学教授の北野尚宏氏をお招きしてワークショップを行いました。

前半はJICAの様々な事業について講義をしていただき、学生は食い入るように北野氏の講義を聞き入っていました。後半は、あらかじめJICAがどのような理念の下に具体的な取り組みを行ってきたのかについて学生による事前のグループ発表を経た上で作成された「質問リスト」に北野氏が回答する形で授業が展開されました。質問内容としては、我が国の開発協力大綱、中国の援助政策との比較、ODAを国民に周知する上でのポイントなど多岐にわたりました。さらに今年度はJICA作成の「新時代の人間の安全保障パンフレット2019」を事前教材として学習し、講義に臨むことができ、非常に充実した内容の90分間となりました。

受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
・「講演では国際協力において何が大切かについて述べていたのが心に残っています。北野先生が信頼という言葉を講演中何度使っていて、協力のためには信頼が必要だと気づかされた一方、難しさも感じました。しかし、講演の最後に1人の変革が広がっていくと述べていたように自分の小さな一歩で社会が変化するという希望を持てました。そして中国に対してもfactベースで理解することが大事と聞いて、これはどの国に対してもそうで、バイアスをもたずに相手を理解する術であると思いました。北野先生の講演からはJICAについてだけでなく、人間として大切なものを学べたと思います」(2年生女子)。
・「講義を受ける中で、中国は今後必要不可欠になっていく大事なパートナーであることを実感すると同時に、わが大学の創立者が、今から50年も前に、中国との交流の重要性を訴え、日中国交正常化提言をなされた意義は非常に大きいと感じた。 そして「たとえ、自分の研究や行動が砂漠に水をまくような行為であったとしても、目の前の一人を大切にしていく」という北野先生のメッセージは本当に重要であると思った。世界中に山積している問題を解決していくためには、一人ひとりが行動していくほかに道はないことはわかるが、それと同時に、一人が行動しても、世界とつながっているという実感を得られずに、行動にさえ移せない人たちは多いと思う。これを踏まえれば「目の前の一人を大切にしていくこと」は非常に大切で、いかにこれを日々の生活の中で意識できるのかが今の私たちに求められていると感じた」(2年生男子)。
ページ公開日:2019年11月13日
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