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2019年12月04日

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業にピースボート共同代表で核兵器廃絶国際キャンペーン (ICAN) 国際運営委員の川崎哲氏が来学!

12月4日に行われた法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業では、「核廃絶と人間の安全保障」とのテーマのもと、ピースボート共同代表で核兵器廃絶国際キャンペーン (ICAN) 国際運営委員の川崎哲氏をお招きしてワークショップを行いました。講義では、最初に2017年に国連で採択された「核兵器禁止条約」の成立の経緯や内容についてお話をされました。そして、同条約の根底には、非人道的兵器である核兵器のもたらす破滅的な結末を考えれば、いかなる理由においてもその保有や使用は認められるものではなく、その廃絶を目指さなければならないとの強い決意があること、そして、ICANをはじめとする多くのNGOやヒバクシャなど市民社会が連帯し、条約の採択を実現したことなどが語られました。

また、国家の安全保障の観点から核保有国や核の傘のもとにある国々が主張する核抑止論の矛盾や、条約が発効しても保有国が入らないと意味がないのではといった疑問に対しても明快に答えられました。そして、条約の意義は、核兵器を違法化し、使えない兵器として汚名化することにあるとし、核廃絶における日本と私たち一人一人の役割の重要性について強調されました。

受講した学生からは、「川崎先生が最後に「社会は変えられる」と仰っていたことがとても印象に残りました。被害者やヒバクシャ中心の、市民レベルからのアプローチで人々の心を動かし、政府にまで声を届けるピースボートの活動に心から賛同します。こうした活動による人々の連鎖が、やがて核保有に対する厳しい国際的な批判を築き、未だ一部にとっては効力をもつと信じられている核抑止力を封じ込め、核のない世界に近づいていけるのだと思いました」などの感想が寄せられました。
ページ公開日:2019年12月04日
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