2020年05月23日

「授業WATCH」  加賀譲治教授「初年次セミナー」

「授業WATCH」  2020年5月21日(木) 

加賀譲治 教授 「初年次セミナー」第5回
(2020年度春学期 木曜日開講)

 新型コロナウィルス感染症拡大の影響を考慮し、創価大学では春学期すべての授業をオンラインで実施しています。とくに今年4月入学の新入生は、入学式も中止でしたので、まだ一度もキャンパスに来ることなく、自宅でオンライン授業に取り組んでいます。
 そうした新入生が元気にオンライン授業に参加できているだろうか。ひとり自宅で大学生活に不安を抱えていないだろうか。そんな気持ちから、Zoomによりリアルタイム授業を行う加賀教授の「初年次セミナー」に参加しました。

 1年生の必修科目である「初年次セミナー」。一部の学部では科目名称が異なりますが、全学部「共通科目」の一つで、全ての学部が共通のテーマを学ぶ回や、学部や担当教員が独自にテーマを設定する回もあります。新入生がスムーズに大学での学びと生活に入っていけるよう、各回のテーマを決めています。
 加賀教授は担当している授業のほとんどをZoom利用やZoomと収録映像を織り交ぜながら実施しています。確実に通信環境を確保する意味でZoomでの授業がある時は、大学の研究室で行います。

 4月からここまでの「初年次セミナー」は「創立の精神と大学の歴史」「学生生活全般」「将来のキャリア意識を持つ」「図書館の有効活用法」と、全学共通のテーマで学んできましたが、今回から法学部そして加賀教授独自のテーマに入っていきます。「選択制夫婦別姓制度」「死刑制度」などの法律学的にも重要なテーマについて、レポートを書きグループ別にディベート形式のプレゼンテーションを行う、さらには「レポート作成の作法」を学ぶ回もあります。
 
 加賀教授の同授業は17名の新入生が受講し、SA(Student Assistant:先輩学生)が1名つきます。今回の授業は独自に実施する第1回目ということで、各人の自己紹介から始まりました。大阪、福島、岐阜、和歌山、静岡、大分、千葉、神奈川、東京…学生さんはそれぞれの自宅から授業に参加していました。学生さんが自己紹介するたびに加賀教授がフレンドリーに質問を投げかけていました。さらに今後のテーマの説明やグループ分けについて説明した後、「私の読書」と題して全員がこれまでに読んで感銘を受けた本を紹介し合っていました。加賀教授が学生さんとのやり取りを意識的に増やし、終始和やかに楽しく授業が進みました。

 オンライン授業は創価大学として初の取り組みです。教員も学生さんもまずは慣れることを第一に臨む中で、その可能性の広がりも認識しつつあります。学生さんがひとり自宅で受講することが基本スタイルですので、モチベーションや緊張感の維持が課題です。一方でそこをカバーするために教員も心をくだき、教室での対面授業に比べればできることは限られる中、授業方法に工夫をこらしています。加賀教授のZoom授業を隣で見て、学生さんの中に仲間意識が芽生え、大学の授業(ゼミ)に参加している実感がわいたように思いました。

 アフター・コロナ、ウィズ・コロナなどの言葉が象徴しているように、コロナ対応の長期化が見込まれています。またオンライン授業が進む中で、大学キャンパスの必要性が話題に上りつつあります。一方でこの状況を前向きに捉えつつも、「早く大学に行きたい」という学生さんの声が届いています。
 大学が秘めているあらゆる可能性を見据えていきたいと思いますが、学生さん達が嬉々としてキャンパスに集い、教員や仲間と切磋琢磨し合いながら学び、様々な活動を通して人間的成長を図り、友情を築いていく。そういう光景がキャンパスのそこかしこにあるからこそ大学だと思っています。一日も早くそうした光景が戻って来るよう祈るばかりです。


■加賀譲治(教授)■
・専門分野    商法、会社法、金融商品取引法
・担当科目    企業法概説、会社法、金融商品取引法
・研究テーマ   証券相場操縦規制、会社法と金商法の交錯
ページ公開日:2020年05月23日
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