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2020年11月09日 17時17分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業で国連事務総長特別顧問でNPO法人「人間の安全保障」フォーラム理事長の高須幸雄氏(元国連大使、元国連事務次長)がオンラインで講演!

    アントニオ・グテーレス国連事務総長の「人間の安全保障担当特別顧問」である高須幸雄氏が10月21日(水)、法学部の「人間の安全保障ワークショップ」のオンライン授業を担当され、「国連と人間の安全保障―SDGsと2030年への課題-」とのテーマで約50名の学生に講演をされました。

     

    高須氏は、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発のための2030アジェンダ)について、現在、日本をはじめ世界中でSDGsの目標達成に向けて取り組みがなされていることに触れられたうえで、目標達成は大切なことではあるが、最も大切なことは、SDGsの理念である“Leave No One Behind”(誰も取り残されない)社会の実現であることを強調されました。それは、冷戦後、国際社会において登場した概念である「人間の安全保障」が目標とする、すべての人の生命、生活、尊厳が守られる社会を築いていくことであるとの考えを述べられました。また、最も取り残されそうな人に焦点を当て、ニーズに対応していくこと、エンパワーメントと予防を重視することの重要性についても言及されました。

     

    そして、高須氏が編著者として昨年11月に出版された『全国データ SDGsと日本―誰も取り残されないための人間の安全保障指標』(明石書店)での調査、研究の成果が紹介されました。お話のなかで高須氏は、SDGsの目標のなかでも目標16(平和と公正をすべての人に)などは、わが国ではそのまま当てはまらない項目も多く、またその多くが達成されていることを例に、先進国である日本として、単にSDGs指標を達成するだけでは不十分で、「誰も取り残されない社会」を目指して、日本国内に存在する貧困・格差、孤立、差別などさまざまな課題を可視化するために、SDGsの先進国版ともいうべき人間の安全保障の指標の設定が必要であるとの考えを示されました。また、その指標にもとづく都道府県別のランキングや今回の新型コロナウィルスによってどのような人々が影響を受けたのかなどにも触れられ、最後に今からSDGsの先のPost-2030を考え始めることが大切であると締めくくられました。

     

    参加した学生からは、「私は、高校や大学での授業で、SDGsについて学んできたつもりでしたが、高須先生の講義を通じて、SDGsの意義や活用について、より本質的に、そしてクリティカルに学ぶことができました。講義の中では、特に、『SDGsの指標の達成度だけ重視していては、日本における目的達成は成しえない』というお話が印象に残りました。SDGsとして設定した目標をただ追い求めるだけではなく、地域の実情に合わせてローカライズしていくことが、目標の先にある目的を達成することに繋がると感じました。」などの声がありました。

    ページ公開日:2020年11月09日 17時17分
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