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2020年12月01日 16時16分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」のオンライン授業に元JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学教授の北野尚宏氏が講師として登壇!

    20201111日に行われた法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業では、「ODAと人間の安全保障」とのテーマのもと、JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学教授の北野尚宏氏よりレクチャーを頂きました。

     授業は、90分間一貫して事前に提出された学生からの質問リストに真摯にお答えいただく形で進められ、学生は食い入るように北野氏の講義を聞き入っていました。

    内容としては、ODAに果たしてきたJICAの役割について様々な具体的な事例について触れていただきながら説明いただきました。続いてデータに基づいた中国の対外援助の実像についてご紹介いただき、中国の堅実な実績を確認することができました。また中国でもSDGsが取り組むべき課題として認識されていることがわかり、日中双方にとってそれをどのように実践・浸透させていけるかが課題であることがわかりました。さらにPew Research Centerの調査を通して、日本の国際協調に関する意欲や国連に対する期待の低さなどがデータとして出ており、今後、日本人の中の国際協調への意識という点で課題があることを確認する機会となりました。

     

    受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。

    ・「印象に残った点として、一つ目は、先進国から途上国へ支援する際、あくまでもオーナーシップを持つのは途上国側であるという点です。私はビルが立ち並ぶようなものが発展ではなく、自然と共生し人と人のつながりを大切にしながらコミュニティ内で経済を回していけることが真の発展だと考えています。日本としても支援する側として理想を押し付けるのではなく、途上国の声を第一に考えた支援が重要だと感じました。二つ目は、事実に基づいて物事を見るべきということです。中国の対外援助の事実を知り、バイアスがある情報によって偏見を持っていたのだと気付きました。テレビやネットの情報をすべて信じるのではなく、常にクリティカルに情報を見て、学んできたいと感じました。2年生)。

     

    ・「今回のレクチャーでは、北野先生の世界平和に対する率直な意見や想い、我々創大生に期待していることなど、非常にありがたい機会をいただいた。やはり、我々一人ひとりの小さな行動が必要不可欠だと感じた。小さな行動が連帯を築いていくことで、社会は大きな変革を迎えることができると感じた。 近年では中国のODAの諸課題など、国際社会には新たな脅威が次々に現れてきているため、長期的であり、かつ変革的な対応が常に求められると思う。2年生)。

    ページ公開日:2020年12月01日 16時16分
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