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2020年12月25日 13時36分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業に横浜国立大学 横浜国立大学・統合的海洋管理学研究拠点 客員教授の吉田公一氏が講師として参加!

    20201216日に行われた法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業では、「地球環境問題と人間の安全保障」とのテーマのもと、横浜国立大学 統合的海洋教育・研究センターの客員教授の吉田公一氏をお招きしてワークショップを行いました。

     講義では、海洋の温暖化によって起こる現象面について、様々なデータをご紹介していただきながら、その問題の深刻さについて解説していただきました。その上で、国連気候変動枠組み条約から生まれたパリ協定の意義と課題についてわかりやすく解説していただきました。さらに国際海事機関(IMO)の下で、大気汚染防止・エネルギー効率作業部会議長として進めてこられた、国際航行船舶からの二酸化炭素CO2排出の低減のための取り組みについて詳しくご説明いただきました。

    予め「人間の安全保障と海の関連性」と「水循環」についての学習を基に「質問リスト」を作成し、事前に送付した質問リストに応じていただく形で授業が展開され、非常に充実した内容の90分間となりました。

     

    受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。

    ・「国際海事機関(IMO)でおこなっているさまざまな調査や、どのようにCO2が削減されるのかの規則等を詳しく学ぶことができ、船を通した海洋環境の改善に取り組むことの重要性を知ることができました。また、今後さらなる国際的な制度の確立のために国と国との対立を改善させ自国中心ではなく未来に向けて協力していくことの必要性を学ぶことができました。そして、私たちにできること、またしなければならないこととして意識改革のために日常生活での積極的な取り組みが、いかに重大な問題なのかを確認することができました。これから、私たちが生きていく中で大切な海との関係を真剣に考えながら、深刻な状況を食い止めていくことの責任感を感じました。2年生女子)。

     

    ・「新たに建造される船舶に対する規制や2030年を目標にしたIMOのエネルギー効率40%の戦略など、多くのことを学び、日本として、また国際社会としての取り組みが様々行われていることに少し安堵しました。しかし、まだまだ現実的にはモルディブやツバルといった国々が気候変動の影響で国土を失いかけていること、すなわち同じ「人間」が自分たちの行為や消費活動によって被害を受けていることを再認識し、私自身が日々の行動を見直し変えていく責任感を感じました。学びの歩みを止めることなく、出来ることから始めていきたいと思います。2年生男子)。

    ページ公開日:2020年12月25日 13時36分
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