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2022年01月13日 09時51分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業で国連事務総長特別顧問でNPO法人「人間の安全保障」フォーラム理事長の高須幸雄氏(元国連大使、元国連事務次長)がオンラインで講演!

     アントニオ・グテーレス国連事務総長の「人間の安全保障担当特別顧問」である高須幸雄氏が10月20日(水)、法学部の「人間の安全保障ワークショップ」のオンライン授業を担当され、「SDGsと日本-誰も取り残されないために何ができるか-」とのテーマで約50名の学生に講演をされました。

     高須氏は、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発のための2030アジェンダ)について、最初に「SDGsの意義を理解し、その理念に近づくための行動を考える」という講義目標を設定されたうえで、①人間の安全保障とはなにか、②SDGsの意義をどう理解するか、③「日本の人間の安全保障指標」の意義、④日本でSDGsを実現するために何をすべきかという内容でお話をされました。
     講義では、SDGsは人間の視点から社会、地球/環境を包括的に見るものであると述べられたうえで、1994年にUNDPの報告書で登場した「人間の安全保障」の概念がその後のSDGsに大きな影響を与えたことに言及されました。そして、経済や環境面での目標の達成はもちろん大切なことであるが、最も大切なことは、SDGsの理念である“Leave No One Behind”(誰も取り残されない)社会の実現であり、すべての人の生命、生活、尊厳が守られる社会の実現であるとの考えを強調されました。
     そして、高須氏が編著者として出版された『全国データ SDGsと日本-誰も取り残されないための人間の安全保障指標』(明石書店)での調査、研究の成果をふまえ、「日本の人間の安全保障指標」の意義について触れられました。日本として、単にSDGs指標を達成するだけでは不十分で、「誰がどこで取り残されているか」を可視化し、そこに焦点を当て取り組むために日本の地域ごとの特色、優先課題を「人間の安全保障指標」として提示することが必要であると強調されました。また、指標設定において、尊厳指標を作ったこと、客観的なデータだけではなく、自己充足度、社会的な連携といった主観的な評価も取り入れたことなどが特徴であると述べられました。そして、調査の結果、多くが貧困と格差、孤立、差別によって取り残されていること、皆が人間らしい誇りをもって生きているとはいえないことが明らかになったことから、多様性を認め、尊重しあう共生社会を目指し、行動する必要があると述べられました。そして、指標に照らした地域の課題を可視化していくために、次の取り組みとして『SDGsと地域社会』の出版を計画していることにも触れられました。

     その後、学生からの事前に出された質問に対して、一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
    参加した学生からは、「今回の講座では、高須先生にお越しいただき、国連にお勤めされていた経験から様々な貴重なお話を聞くことができました。特にSDGsの意義についてお話しされていて、その点においてとても印象に残りました。SDGsを達成していくために私たちに何ができるのか考え、行動していくことが大切なのだと考えさせられました。とても有意義な時間になりました。素晴らしい講義ありがとうございました。」などの声がありました。

    ページ公開日:2022年01月13日 09時51分
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