法学部「国際平和・外交コース」の授業でアクセンチュア(株)の齋藤博史氏が講義!

法学部の「国際平和・外交コース」のコース科目のひとつに「国際平和・外交チュートリアル」があります。本科目は、国連や企業、NGOからお招きする実務家によるレクチャーと学生によるグループ・プレゼンテーションを組み合わせた授業で、3年次を迎えた「国際平和・外交コース」生が地球的課題について考えるとともに、コースの想定するグローバルな進路を勝ち取れるようにサポートする授業となります。

 

外部講師を招いての第4回目となる6/29の「SDGsとグローバル企業演習②」の授業では、「サステナビリティとSDGs」と題して、世界有数のコンサルティングファームであるアクセンチュア株式会社 素材・エネルギー本部マネジング・ディレクター/クライアントアカウント統括の齋藤博史氏を講師にお招きしました。

齋藤氏からは、最初にアクセンチュアのグローバルな展開について触れられた後、企業理念についての紹介がありました。すなわち、自社の財務的な好業績だけを目指すのではなく、提供するエクスペリエンスの差別化、サステナビリティターゲットの達成度によって、クライアント、社員、株主、ビジネスパートナーおよびコミュニティに包括的なバリューを提供することを目指していること、そのために6つの要素からなる360Value Meterにより、クライアントへの提供価値を測定、モニターすることによって、クライアントとの関係とエンゲージメントの向上を図っていることについて説明がありました。

さらに、「なぜグローバルジャイアントは欧米発なのか」、「20年間で業界構造は大きく変わり、欧米のデジタルプラットフォーマーのプレゼンスが高まる一方、日本企業の苦戦が続いている中で、日本企業の苦戦の原因は何か」との問題意識のもと、「スピード」と「スケール」がデジタル時代における勝ちの要諦であると述べられる一方、会津若松スマートシティの事例などを通して、日本(企業)の独自性を活かした今後の道筋について、興味深いお話がありました。その後、学生からの質問にも丁寧に答えてくださいました。

 

講義を通して学生からは、「齋藤様のアクセンチュアやお仕事に対する想いを伺うことができ、光栄でした。「学び続ける人」がアクセンチュアで求められる人材であり、齋藤様ご自身もご多忙の中で1日4時間もの英語学習をされていると知り、衝撃を受けました。素敵な考え方の企業だと感じたと同時に、世界の最先端をいく企業であるからこそ、必須条件なのだろうなと感じました。以前より、私自身も、アクセンチュアさんのような欧米先進的な企業か、地域に根ざした歴史の深い日本企業か、どちらを就職先に選ぶべきなのか悩んでおり、今回の講義でそれぞれ良い点があると学び、改めて今後就活の際のポイントの一つとして考えていこうと思いました」などの声がありました。

 

皆さんも「国際平和・外交コース」2023年度から「地球平和共生コース」に名称変更)で学び、卒業後のキャリアに繋げていく貴重な機会を手にしてみませんか。

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