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2023年01月31日 11時04分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業に元JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学教授の北野尚宏氏が講演されました

JICA(国際協力機構)研究所所長で早稲田大学理工学術院国際理工学センター教授の北野尚宏氏より、2022119日に行われた法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業にて「ODAと人間の安全保障」とのテーマでレクチャーを行って頂きました。

 講義は、事前に学生から提出された質問リストの内容をもとに、それらを一つ一つ取り上げていただきながら、学生に真摯に向き合いながら、お答えいただく形で進められました。

学生から上がった質問の軸としては、「これまでのODAと今後の方向性」、「ODAの実施後の評価に関して」、「ESG投資や民間との連携」、「開発協力大綱の改定に関して」、そして「日本と中国の援助比較」など、多岐にわたりました。加えて、その回答を学生自身ならどのように回答するかも学生から引き出そうとしていただき、学生たちも納得するように丁寧にご回答いただきました。

 

受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。

・「JICA(研究所)の元所長であり、日本のODAの中心であらあれた経験や今もその最前線にいらっしゃる方だからこその普段は聞くことが出来ない貴重なお話であったと思います。現在行われている日本の開発協力大綱の改定の過程を見せてくださり、解説してくださり、とても勉強になりました。次の協力大綱が日本のこれからの開発協力や外交の大きな指針となりますので、その様子を知ることが出来てとても良かったです。また、世界で多くの国や様々なセクターとお仕事をされておられるからこその寛容性や柔軟な姿勢のようなものを感じ、尊敬の念を抱くとともに、少し現場の様子を想像することが出来ました。2年生女子)。

 

・「創価大学にお越しになり、素晴らしい授業をおこなってくださりありがとうございました。誰一人取り残さないという精神が印象的でした。経済的な視点からみると、今日では、アメリカやヨーロッパをはじめとした国際的に影響力のある国は、資本主義を取り入れている。そして、資本主義経済は格差を生み出し、貧困層は後世に渡っても貧困から抜け出せない可能性があるという負のスパイラルもある。現代の世の中で、そういった制度が覇権を握っているが、それを踏まえて、誰一人置き去りにしない社会を実現することにはたくさんの課題があるように感じました。そこで、どのようにしたら資本主義体制の中で誰一人置き去りにしないことができるか、また、そもそも、経済制度自体の変革が必要なのかを検証したいと感じました。2年生男子)。

ページ公開日:2023年01月31日 11時04分
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