5月16日、法学部モジュール制開設を記念して＊、アジア開発銀行（ADB）の帯刀良信氏（経理局局長補・債権管理課ディレクター）を講師に、公開セミナー「アジア公共経営と開発金融」を開催しました（アジア公共経営モジュール主催）。

＊法学部では2023年度より、コース横断的にテーマ・分野ごとの学びを深める「モジュール制」を開設しました（７モジュール：人権・自由、エコノミーと法、社会生活と法、地方創生・まちづくり、環境・サステナビリティ、国際・外交、アジア公共経営（基幹・展開））。

アジア公共経営モジュールでは、変動期に直面したアジアへの深い知識と理解を通じ、将来アジアで活躍できる問題解決型の次世代リーダーを養成します。今回のセミナーでは、ADBの帯刀様より、アジア諸国・地域の発展に大きな役割を果たしてきた開発金融機関の役割や重点分野、貧困削減に向けた今後の課題等を学びました。

参加した学生からは、「金融でアジアの貧困問題を解決に導くという意義深さを痛感した講義でした。」「開発金融機関のプロジェクトサイクルが一番印象に残りました。被支援国に一方的に融資するのではなく、パートナーシップという観点から各国の社会経済の特徴や弱点を調査し、経済発展の目的や有効に行える分野を戦略的に支援するという流れが効率的で重要なサイクルだと思いました。」「私も帯刀さんのように創価大学で学んだことを将来何らかの形で社会に、人々のために還元していきたいです。」など多くの感想や決意の声が寄せられました。