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2024年01月12日 10時00分

法学部「人間の安全保障ワークショップ」の授業で神戸大学大学院海事科学研究科客員教授の吉田公一氏が講演されました

昨年(2023年)12月6日、法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業において、国際海事機関 大気汚染防止・エネルギー効率作業部会前議長で神戸大学大学院海事科学研究科客員教授の吉田公一氏が「海洋環境保護と地球温暖化防止」と題し、コース生に講演を行いました。

吉田氏は、最初に地球温暖化の原因と現状について様々なデータをもとに科学的観点から説明されました。実際に、海の温度上昇や二酸化炭素濃度の増加によって漁業に変化が起きていることなどを指摘され、海洋生物への影響や海面上昇によって移住せざるを得ない可能性のある島国の状況などを中心にお話がありました。さらに吉田氏は国際海事機関(IMO)の大気汚染防止・エネルギー効率作業部会議長を務められた当時に取りまとめられた条約や政策等の取り組みの内容とご経験をお話くださいました。そして最後に、温暖化防止と低炭素社会の実現へ向けてなにができるか? なにをすべきか?について問いかけられ、物理的な工夫、社会的な工夫、意識の改革の観点から具体的な方策を示されました。

受講した学生からは、「国際海事機関(IMO)の下での国際航行船舶からの二酸化炭素排出の低減のための取り組みにおいて、IMOでおこなっているさまざまな調査や、どのように二酸化炭素が削減されるのかの規則等を学ぶことができた。」といった声や、「地球環境問題に対して船舶の二酸化炭素排出量が鉄道や自動車と比べて少なく、現在色々な事業が進めてられていることが印象に残りました。また、数千キロの長さの南極の氷が地球温暖化により溶けてしまうことで海面上昇が発生し、フィジーなどの小さな国やオランダ、そして日本の東京湾や大阪など世界規模の災害が発生してしまうという強い危機感を改めてもちました。」といった感想がありました。

ページ公開日:2024年01月12日 10時00分
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