本年１月10日、法学部「国際平和・外交コース」の「人間の安全保障ワークショップ」の授業において、JICA海外協力隊セミナーが開催されました。
最初に公益社団法人青年海外協力協会（JOCA）の原浩治氏から、海外協力隊の主な内容について説明がありました。特に、金銭的な面でのサポート体制や必要とされる語学力、派遣前の訓練の様子など、派遣されるにあたって心配とされる点について様々な支援があることなどを詳しく教えてくださいました。
その後、本学法学部卒業生でもあり、環境教育分野で海外協力隊としてケニアに派遣された経験のある樋口晴子氏が現地での活動ついて紹介をされました。本学卒業後、地方の金融機関で働いていた時に海外協力隊に参加することになった動機についてお話しされた後、訓練を受け派遣されたケニアで現地の環境保全教育団体（NGO）に配属され、活動に励んだ経験を語ってくださいました。住んでいた地域の状況、日々の暮らしや仕事をしていたオフィスの様子、現地の同僚との働き方、様々な課題に取り組んだことなどについて映像を織り交ぜながらわかりやすく紹介されました。
受講した学生からは「ケニアに行く前と行く後で自身の中で変化したことはありますか。」などの質問があがりました。その他、「絶対に参加してみたいと思っているので貴重なお話しを伺えてよかった」といった声や、「帰国してからの職の幅に驚きました。」といった感想があり、大きな関心を寄せる様子が見られました。