法学部「国際平和・外交チュートリアル」の授業でValue Frontier株式会社の石森代表取締役社長が講演されました
Value Frontier株式会社の代表取締役社長である石森康一郎氏が6月19日、法学部「国際平和・外交チュートリアル」の授業でコース生に講演を行いました。
最初に、石森氏はミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)の意義や違いについて言及されました。石森氏はMDGsの時代に遡った2006年にValue Frontierを創業され、以来、地球温暖化対策や生物多様性保全等のコンサルティングをグローバルに展開してきた歴史を紹介していただきました。さらに、学生時代にまで遡ってご自身の経験と挑戦の中で得た知見が現在の仕事にどのように活かされているかなどについてお話くださいました。特に、英語力とともに複眼的視座が重要であることを強調され、学生時代にそのような視座を養う必要性を訴えられました。また、実際にコンサルティングにあたる中で複眼的視座が有用であったケースとしてメキシコでの人工漁礁(シェルナース©)沈設の事例を挙げられました。
受講した学生からは、「複眼的視野をもって物事を捉えることの重要さを説明されていた。これまで自分自身、物事を多角的に見ることを大切にしてきていたが、石森さんのコンサルティングの事例を聞き、より物事を様々な方向や視点から捉えたり考えたりすることの重要さを学ぶことができた。」といった感想がありました。また、「さまざまなアクター同士と連携していくコンサルティング会社は若者から見たら魅力的で、志望する学生が多い職業ではありますが、コンサルティング業は専門家として顧客に対して本質的なアドバイスを提供しなければならない職業であるという意識を持つことが大切だと思いました。」などの声がありました。
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