2025年度「金融ワークショップ(ビジネス&ロー・ワークショップⅢ)」

今年度春学期も金融機関による問題解決型の金融ワークショップが実施されました。

法学部では、実践型の産学連携プロジェクトとして「金融ワークショップ(ビジネス&ロー・ワークショップⅢ)」を経営学部との連携の下、毎年度実施しています。

この授業は、金融業界のエキスパートを招聘してワークショップを行うものです。今年も三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、日本証券業協会、損害保険協会、生命保険協会、三井住友カードのエキスパートの方をお迎えし、ワークショップを実施しました。

学生は、業界実務に係る課題をグループで調査・検討し、その結果をチーム提案として発表しました。その結果、世界や日本の金融機関で活躍する必要な法的資質や経営分析の手法を身に着けることができました。

第2回から第3回(第1回はガイダンス等)にかけて、三井住友銀行の担当講師・川端良彦様により、中国への企業進出に関するワークショップが行われました。第4回から第5回の授業では、三井住友カードの堀慎太郎様、川越光生様、河野弘哉様から、カード利用の推進等とキャッシュレスなどについて、第6回から第8回の授業では、三菱UFJ信託銀行の担当講師・日下部朋久様から、受託財産業務の概要よび資産運用の流れ、運用理論の基礎知識を教わり、「年金ポートフォリオの考え方」についてグループワークを行い、パソコンを使って実際にポートフォリオ(資産の組合せ)の作成を行いました。

その後も、日本証券業協会、損害保険協会、生命保険協会の講師から、それぞれの業界の概要説明を受けた後、業界特有の実務問題が提起され、それを各グループが調査・検討し、その結果を発表しました。

【受講した学生の声】
「実務家の方が、グループでの発表に対する詳しいコメントをくださり、実務がよくわかりましたし、将来の役に立つものと思いました」(法学部3年)
「実務家の方たちからの課題は、今まで考えたとこのない問題だったために、最初は難しいという印象でしたが、回を重ねるごとに、実務家の方からのコメントやアドバイスなどもあり、視野を広げることができました」(法学部3年)
「グループワークには積極的に参加できました。また、グループワークでは、自分にできることは何かを能動的に考えて行動することが重要だと学びました」(法学部3年)
「経営学部の知識や法学部の論理的思考を合わせてグループワークをすることはとても新鮮でした」(法学部3年)
ワークショップの全体を通じて、受講生からは、「金融や保険などの知識が身についたことが一番だと思いました」(法学部3年)
「実生活で金融はこんなにも身近にあったのかと気づきましたし、金融による社会貢献としての取り組みを理解できました」(法学部3年)

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