学部の概要
学部長からのメッセージ
法律×政治×価値創造
法学部は、2026年度より「法律政治学科」となり、さらに飛翔します。法律分野と政治・政策学分野の両面から問題の本質を捉え、解決策を導き出す思考力を養う環境を整備しました。学生は法学と政治学の両面から基本となる知識を学んだのち、2年次から自身の関心や興味のある分野・テーマを選んで専門的なコースへと進みます。叶えたい夢に向かって、様々な経験を積みながら未来をつくりあげていくカリキュラムが充実しています。
法学・政治学を身につけて、未来を具体的にデザインする
1年次に基礎科目を学び、じっくりと考えて、2年次以降に6つの多彩な専門領域からコースを選び学びを深めていきます。具体的には、「市民生活を安心安全に送るための法知識の修得と、優秀なビジネスパーソンになるための法律・ビジネス知識の修得を目指す」、「政策課題や社会の公共的課題を見つめ、演習と実践を交えながら解決するための手法と思考力を養う」、「国際社会で活躍・貢献するグローバルリーダーとして、平和問題に関する高い専門知識と言語能力を身につける」、「地球規模の課題に対して法や政策はもちろん、「環境を守りながら社会全体が発展し、心の豊かさも重視した社会」の実現に向けた知識や思考力、問題解決能力を身につける」、「社会生活の様々な場面で起こる法的紛争の解決に携わるために、法律の専門的知識を体系的に身につける」、「アジアの諸問題を解決するための探究心や構想力、実践力を養うためにアジア研究と公共経営という2つの視点から学びを深める」などがあります。
興味関心の幅が広い場合、ダブルコース制を採用しているので、メインコース(主専攻)の他にサブコース(副専攻)を選択して多様な学びの組合せが可能です。
グローバルキャリアに向けたプログラムも充実
法学部では、世界で活躍できる人材を育てるために、英語学習と海外留学に関する特別プログラムを用意しています。
All Englishで学ぶ「平和・人権・環境」を学ぶPHRSプログラムに1年次から参加して真面目に取り組めば、確実に英語能力が身につき大成長できます。学生のニーズに合わせて、短期、6か月、1年と、異なる海外体験も選べます。ノルウェー・オスロ大学との交換留学では政治学、経済学、心理学、社会人類学、社会・人文地理学、技術・イノベーション・文化、環境学など、幅広く魅力的な科目を選択して学ぶことができます。イギリス・ウオーリック大学との交換留学では政治、国際関係、公共政策、経済など専門性の高い科目やSDGsに関する独創的な科目も選択して学ぶことができます。両大学への学費は発生しません。また、地球共生・平和創造プログラム(DEAPP)では、創価教育の生みの親・牧口常三郎『人生地理学』の基本コンセプトである「地球/大地(Earth)との関係(地人相関性)」を軸に、英語で表現し、英語で課題解決の方策を提示できる人材を育成します。さらに、海外短期研修「アジア公共経営スタディツアー」では、韓国やフィリピンなど発展著しいアジア諸国・地域での研修を実施します。
法曹や公務員などの将来に向けたプログラムも充実
2020年に文部科学省から「法曹コース」として認定されたGLPでは、弁護士や裁判官、検察官などの法律家の要請を目指しています。少人数教育プログラムとして、創価大学法科大学院(既修者コース)等への進学に特化し、国際舞台で活躍する法律家に必要な知識と能力、鋭敏な人権感覚を併せ持つ法律家の育成を行っています。
公務員志望の学生のためには、公務員特修プログラムを擁しています。公共政策の最前線で様々な国際問題や社会問題、政策課題を解決して、人と社会と世界に貢献し「未来をつくる」ことのできるキャリア開発を目的とし、外交官や国際機関職員、国家公務員(省庁)や地方公務員(都道府県庁・政令指定都市・市役所)の行政職、国税専門官や裁判所事務官、労働基準監督官といった専門職、消防や警察をはじめとした公安職など、多様な公務員のキャリアに対応しています。
探究実践プログラムで体感し実感しながら経験を積む
法学部では、ワークショップやフィールドワーク、インターンシップなど、社会で活躍する最前線のエキスパートを招聘して社会課題とその解決策を提案するなどリアルな学びを深めることができます。「世界を変える企業を探せ!」というテーマで、学生主体+グループワークを通じて学ぶ産学連携の課題解決型授業もあります。ESGとSDGs、世界の今後から日経新聞の読み方のコツまで、授業の内容は盛りだくさんです。最新の知識と企業分析スキルを身につけるとともに対人能力の獲得も目指します。フィールドワークでは、人間と「地球/大地」との関係を、キャンパスや里山の大地の再生実践を通じて考察します。土の手入れを行いながら、水はけや通気性を改善させ、土が単なる物質ではなく、生き物の関係性の網の目で出来ていることを体感していきます。
このように法学部では、法律分野と政治・政策学分野の両面から問題の本質を捉え、解決策を導き出す思考力を養うために、法律、政治、ビジネスから国際関係や環境、公共政策、アジアや世界の平和まで、興味のある複数の専門領域を自由に組み合わせて学ぶことができます。
あなたらしい多彩な学びの世界がきっとみつかります。
無限の可能性を開き、夢をかなえる学びの舞台があなたを待っています。

理念と目標
学部の理念・目的
創価大学法学部は、創立者池田大作先生が示された建学の精神に立脚し、人間主義に基づく法学教育を通じて論理的な思考力と説明力を身につけ、現実の問題の解決を図ることにより、人類の幸福、社会の平和の実現に貢献できる人材を育成することを目的としています。
教育目標
創価大学法学部は、以下の3つの教育目標を掲げています。
- 民衆の側に立ち、正義の実現のために行動する健全なリーガルマインドを身につけた人材を育成する。
- 人権を尊重し、平和実現のためにたゆまず努力を続ける人材を世界に輩出する。
- 人間主義を基調とした新たな法文化創造の担い手を養成する。