丹木の歳時記2019 長月(三)

万葉集の山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に「秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七草(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし)また藤袴(ふじばかま)朝貌(あさがお)の花」とあります。ここで詠まれている朝貌とは桔梗(キキョウ)との説があります。万葉の歌人のみならず、酒井抱一(さかいほういつ)や鈴木其一(すずききいつ)といった江戸琳派の絵師も好んで題材にした秋の草花には、時を超えて今も私たちの心を魅了する風情があります。秋たけなわ。キャンパスでも静かに彩りを添えてくれています。

葛(クズ)
葛(クズ)
萩
白萩
白萩
吾亦紅(ワレモコウ)
吾亦紅(ワレモコウ)
現の証拠(ゲンノショウコ)
現の証拠(ゲンノショウコ)
現の証拠(ゲンノショウコ)
現の証拠(ゲンノショウコ)
仙人草(センニンソウ)
仙人草(センニンソウ)
継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)
継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)
蔓穂(ツルボ)
蔓穂(ツルボ)
薬師草(ヤクシソウ)
薬師草(ヤクシソウ)
溝蕎麦(ミゾソバ)
溝蕎麦(ミゾソバ)
釣船草(ツリフネソウ)
釣船草(ツリフネソウ)

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