丹木の歳時記2021 皐月(四)

二十四節気の「小満」を迎えました。草木が生い茂り、万物が精気に満ちあふれる頃です。この時期、沢山の白い花が辺り一面を覆っている場所を見上げると、エゴノキの花が咲いています。エゴノキにはエゴツルクビオトシブミという小さな虫がやってきて葉をくるくると巻き、その中に卵を産み付けて切り落とします。これを「落とし文」を呼びます。オトシブミの幼虫はゆりかごでもあるエゴノキの葉を食べて成長します。一方、カラムシという植物にやってくるのはラミーカミキリムシ。江戸時代、ラミー(カラムシの近縁)という植物にくっついて中国大陸からやってきた外来種です。アカシジミの幼虫はクヌギやコナラなどを食草とします。丹木の森では様々な昆虫の活動も活発化しています。

神宮躑躅(ジングウツツジ)
神宮躑躅(ジングウツツジ)
カルミア
カルミア
エゴノキ
エゴノキ
ベニバナエゴノキ
ベニバナエゴノキ
ガマズミ
ガマズミ
大山蓮華(オオヤマレンゲ)
大山蓮華(オオヤマレンゲ)
小紫陽花(コアジサイ)
小紫陽花(コアジサイ)
花山手鞠(カザンデマリ)
花山手鞠(カザンデマリ)
ヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリ
ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリ
ラミーカミキリムシ
ラミーカミキリムシ
アカシジミ
アカシジミ

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