丹木の歳時記2021 霜月(一)

立冬を迎え、「文学の池」では冬の使者である真鴨(マガモ)が飛来しています。真鴨は太陽や星の位置を羅針盤に何百㎞、何千㎞もの距離を移動する渡り鳥。長旅の疲れをゆっくりと癒やしているのでしょうか。春になると中国やロシアなどに渡っていき、秋に再び戻ってきて越冬します。ハラハラと葉団扇楓(ハウチワカエデ)が散り始めた「平安の庭」では、南天(ナンテン)や柚子(ユズ)が色付いています。香り高い柚子を湯船に浮かべると血行を促進し体が温まります。冬至にゆず湯はつきものですが、まだ少し先の話。それまで待たなくても構わないでしょう。
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