丹木の歳時記2023 卯月(五)

本欄で紹介している通り、キャンパスには多様な山野草が生息しています。開学当初から自生していると思われるものもあれば、後に植栽されたものもあります。植物相の多様さは自然環境の豊かさのバロメーター。絶滅危惧種も見つかっているため、個体数の確認や周辺の下草刈りなどの保護活動が欠かせません。現在、本学の整備計画に伴って、これらの山野草の移植作業が行われています。さほど植物に詳しくない人にとっては雑草か山野草かの見分けは難しいところ。しかも発芽時期にならないと、どこに何が生息しているか正確な位置は分かりません。移し替えは一つ一つが手作業。シャベルで慎重に根から掘り起こすのですが、これを運ぶとなると足腰にも相当の負担がかかります。一度に沢山の植物を移し替えるのは無理なので、少しずつ進められています。これらの作業に従事しているのが自称「丹木の自然を守る会」のメンバー。不肖ながら本欄の筆者が会長を務めています。会の存在自体全く知られていませんが、それもそのはず。発足以来、会員数は1名のみ。その1名の会員というのも会長自ら兼任しています。かくして孤独かつ気の遠くなるような移植作業が続いています(笑)。

「文学の池」
「文学の池」
海老根(エビネ)
海老根(エビネ)
白根葵(シラネアオイ)
白根葵(シラネアオイ)
武蔵鐙(ムサシアブミ)
武蔵鐙(ムサシアブミ)
碇草(イカリソウ)
碇草(イカリソウ)
熊谷草(クマガイソウ)
熊谷草(クマガイソウ)
海老根(エビネ)
海老根(エビネ)
鈴蘭(スズラン)
鈴蘭(スズラン)
芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)
芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)
金蘭(キンラン)
金蘭(キンラン)
宝鐸草(ホウチャクソウ)
宝鐸草(ホウチャクソウ)
石楠花(シャクナゲ)&山躑躅(ヤマツツジ)
石楠花(シャクナゲ)&山躑躅(ヤマツツジ)

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