丹木の歳時記2023 葉月(二)

立秋を過ぎて漸く猛暑も一段落と言いたいところですが、暑さは一向に収まる気配がありません。かつての夏は扇風機や団扇で何とかしのげたものですが・・。かくなる上は優雅なバカンスを楽しむしかないと、パリに赴きました。かの地に住むのは共にクラシック界で活躍する指揮者の父子。経験豊富なベテラン指揮者の父に負けず劣らず、息子も権威ある賞を受賞するなど飛ぶ鳥を落とす勢いです。一見華やかな世界に生きる二人の間にはうかがい知れぬ確執もあるようで、父が息子の活躍を素直に喜べないのは同業者としての嫉妬なのかもしれません。そんな父親に思わぬ朗報が。世界三大歌劇場として名高いミラノ・スカラ座の音楽監督への就任要請です。完全に舞い上がる父の様子を苦々しく見つめる息子。ところがその知らせはスカラ座の関係者の手違いで、息子にかけるはずの電話を誤って父の携帯にかけていたのです。事実を知った息子はいかにして父に告げるべきか。その葛藤は察するに余りあります。ブラームス、ベートーヴェン、シューベルトにモーツァルト。名曲の調べに酔いながら『ふたりのマエストロ』の姿を追ううちに物語はエンディングへ。『コーダ あいのうた』の製作陣による最新作は、日本で映画館にいることを忘れさせる作品でした。

高砂百合(タカサゴユリ)
高砂百合(タカサゴユリ)
槿(ムクゲ)
槿(ムクゲ)
ガガイモ
ガガイモ
狐の剃刀(キツネノカミソリ)
狐の剃刀(キツネノカミソリ)
鵯花(ヒヨドリバナ)
鵯花(ヒヨドリバナ)
釣鐘人参(ツリガネニンジン)
釣鐘人参(ツリガネニンジン)
薊(アザミ)
薊(アザミ)
屁糞葛(ヘクソカズラ)
屁糞葛(ヘクソカズラ)
吾亦紅(ワレモコウ)
吾亦紅(ワレモコウ)
薬師草(ヤクシソウ)
薬師草(ヤクシソウ)
珊瑚樹(サンゴジュ)の実
珊瑚樹(サンゴジュ)の実
蓮の種
蓮の種

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