丹木の歳時記2024 皐月(三)

黄菖蒲が見ごろを迎えた「文学の池」で、またしても見慣れないトンボを見つけました。以前から生息していたのかもしれませんが、筆者にとっては初見。そうそう昆虫博士を頼るわけにもいかず、トンボ図鑑で調べたところ「ヨツボシトンボ」と判明しました。東京都のレッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。説明には「平地から山地の抽水(ちゅうすい)植物が生息する池沼や湿地に生息する」とあるので、「文学の池」はお気に入りの場所なのでしょうか。縄張りを偵察するかのようにシオカラトンボも飛んでいます。ところで今月10日から16日は愛鳥週間。雑木林の中からけたたましい野鳥の鳴き声が聞こえてきました。「チョットコイ」と鳴く小綬鶏(コジュケイ)です。ウズラを少し大きくしたようなキジ科の鳥で、大正時代に中国から猟鳥として輸入されたものが各地で野生化したそうです。「ちょっと来い!」というので近づこうとするとすぐに逃げていく。コジュケイ君、人を呼びつけておきながらその態度はないのでは?と思いたくもなります。猟鳥だからと言って何も捕って食べようなどという魂胆はありません(笑)。

「文学の池」
「文学の池」
ヨツボシトンボ(VU)
ヨツボシトンボ(VU)
シオカラトンボ
シオカラトンボ
ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメ
小綬鶏(コジュケイ)
小綬鶏(コジュケイ)
小米空木(コゴメウツギ)
小米空木(コゴメウツギ)
カルミア
カルミア
白雲木(ハクウンボク)
白雲木(ハクウンボク)
石楠花(シャクナゲ)
石楠花(シャクナゲ)
山法師(ヤマボウシ)
山法師(ヤマボウシ)
赤詰草(アカツメクサ)
赤詰草(アカツメクサ)
アマドコロ
アマドコロ

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