理工学部 総合型選抜「女子特別選抜」実施について

創価大学理工学部では、2026年度入試より、総合型選抜において「女子特別選抜」を導入します。

この選抜は、本学の建学の精神である「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」との理念に基づき、一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、豊かな人間力と専門性を備えた人材を育成する取り組みの一環です。創価教育の創始者・牧口常三郎先生は、「女性こそ未来における理想社会の建設者である」と語り、女子教育においても通信教育などの先駆的な取り組みを実施しました。その遺志を受け継ぎ、本学創立者・池田大作先生は、「21世紀は女性の世紀である」との信念を生涯にわたり示され、多くの世界的女性リーダーの生き方を通して学生を励まし、育成してこられました。本学キャンパス内(創価女子短期大学・文学の庭)に設置されているマリー・キュリー像は、“永遠に学び勝ちゆく女性”の模範として、女性が持つ平和の力とその真摯な探究の姿を象徴しています。私たちはこの精神を現代に継承し、女性が理工系分野の可能性をさらに広げ、社会に力強く貢献できる環境を創ることが、創価大学の責務であると考えています。

現在、日本における理工系分野の女子学生比率は、OECD加盟国の中で最下位という厳しい現実に直面しています。この状況を打開するため、全国の大学では女子学生の理工系進学を促すさまざまな施策が進められており、本学もその一翼を担う決意です。

とりわけ本学理工学部においては、各分野で女性技術者・研究者への社会的ニーズが年々高まっています。多様性がもたらす創造力と協働性は、理工系教育の質的向上に不可欠であり、女子特別選抜の導入はその基盤を築く重要な一歩です。

創価大学理工学部は今後も、性別を問わず、すべての学生が世界で自分らしく学び、挑戦し続けられる環境の整備に力を注いでまいります。

 

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