2014年3月1日~15日の2週間、第1回国際看護研修が行われました。参加学生による毎日の記録と、グループ別調査の報告を掲載しています。
研修期間 | 2014年3月1日(土)~15日(土) |
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参加人数 | 28名 |
研修先 | フィリピン共和国マニラ市とカガヤン・デ・オロ市 |
DIARY
社会見学や研修など、参加学生による毎日の記録を紹介しています。
1st week
March 1 2014|移動(日本→マニラ)
March 1 2014|移動(日本→マニラ)
教職員の皆さんが成田空港まで見送りに来て下さった。空港のバス内でフィリピン人とダンスをして友好を深めることができ、国際交流の一歩を踏み出すことができた。機内食はまあまあ美味しかった。天気はあまり良くなく、成田では雨も少し降っていた。
機体がかなりゆれたものの全員無事でマニラに到着できて良かった。マニラの空港からバスでホテルに移動した際に、街並みを見ることができた。ネオンがとてもきれいだったが、奥に入ると真っ暗なところもあり恐いなと感じた。
MILKY
マニラの空港に着いて、家族と再会してハグをしているフィリピン人の姿に、日本とは違う人懐っこさ、愛嬌のようなものを感じた。
出国手続きの役所の方は無表情で冷たい感じだったし、日本では家族に会っても手を振るくらいだから、やっぱり文化が違うんだなと思った。しかし、空港からホテルまでバスで移動する15分の間に、夜の町の様子を窓から見ていて、決して豊かな暮らしばかりではないことを改めて感じた。
若者の遊びは楽しそうで、混ざってみたいとも思ったけど、その横でホームレスが路上で寝ている場面が見えて、貧富の差にカルチャーショックを受けた。
うらちゃん
研修までの事前準備と、ほうれんそう(報告・連絡・相談)が大切。飛行機の機能は良く、快適な空の旅を過ごすことができた。後輩に価値的なものを持って帰る研修にしたい。
March 2 2014移動(マニラ→カガヤン・デ・オロ)
March 2 2014移動(マニラ→カガヤン・デ・オロ)
朝食の種類は豊富だったが、初めてのフィリピンの味に戸惑った。マニラからカガヤンデオロへの飛行機の出発が遅れたものの、無事カガヤンデオロに到着。空港でアンサレ先生、ハリー先生とキャピトル大学の学生の歓迎を受ける。
バスに乗り込み、ホテルへ。道中、日本や昨日のマニラとも全く異なる町並みや景色に興奮した。ホテルに到着し、担当してくれる学生とホテル近くのモールに買い物に行き、その後夕食に出かけた。
閉店時間になると、問答無用でシャッターを閉め、片付けを始める店員の姿に驚いた。
さゆちゃん
とても充実していた。カガヤンデオロに到着したとき、キャピトル大学の学生が歓迎してくれたことが印象に残っている。本当に私たちのために歓迎してくれていて、現地で学びぬきたいと思った。また、交流部門としては、その気持ちに応えられるように、私たちも成功させたいと思った。
もんちゃん
自分が変わった日でした!前の自分は離陸と同時に日本においてきました!今日、空港に迎えに来てくれたキャピトル大学の学生などフィリピンの人と交流して温かさと親しみやすさを心から感じた。交流部門として、交流会とかを盛り上げるにはどうしたらいいかをずっと考えてたけど、心から素直に楽しむだけだと思えた。
イベントもリサーチも、いろんなことがあるけど、健康第一で楽しみましょう!!
March 3 2014 キャピトル大学看護学部研修 開講式
英語コミュニケーション 講義
異文化間看護コンビテンシー 講義
歓迎夕食会
March 3 2014 キャピトル大学看護学部研修 開講式
英語コミュニケーション 講義
異文化間看護コンビテンシー 講義
歓迎夕食会
今日はキャピトル大学に訪問した。熱烈な歓迎を受けとても感動した。一人一人IDカードをいただいた後、開講式に参加した。厳粛な雰囲気と高揚感があった。そしてキャピトル大学1年生のパフォーマンスは素晴らしく私達のやる気を引き出してくれた。
昼食の時にココナッツジュースと食事を頂いた。午後からは英語会話の講義と異文化コンピテンシーの授業を英語で受け、食後で眠いながらも皆必死でくらいついた。
そして、夜には学部長夫妻主催のWELCOME PARTYがあった。豚の丸焼きや、マンゴーなど様々な素晴らしい食事でもてなされた。
私達からは、レノンレノンシンタと母の歌を送った。素晴らしい出会いを刻むことができた。
こさこ
初めてキャピトル大学に行って、たくさんの学生に歓迎されてとても嬉しかった。
開校式で忍田先生の感動的なスピーチの後、一人ずつ名前を呼ばれて立った時に、いよいよこれから本格的な研修が始まるのだと感じ、気が引き締まった。お昼は大学でもてなして下さって、夜は学長の家でウェルカムパーティーがあり、本当に今までにないくらいのホスピタリティーを感じた。ここまで歓迎してくれるのは、創立者がキャピトル大学との深い絆を結んで下さったからだと考えると、本当に自分たちがここで頑張って創立者に恥じない歴史を残していかないといけないと思った。
講義では自分の英語力のなさや睡眠不足で集中力に欠けていることが本当に申し訳なくて、悔しくて、このままではいけないと強く感じた。
体調を崩している人もいたので、早めに寝て充実した研修にしていかなければと思った。
はせべ
開校式ではキャピトル大学の先生、学生が歓迎してくださり、ダンスや歌でおもてなししてくださった。
今まで調べてきたことが、今日からのフィールドリサーチとうまく関連させられるよう、一生懸命頑張りたい。
夜はフォアレス学長のお宅でウェルカムパーティーを開いてくださった。どこまでも私たちを思って歓迎してくださっている温かい心に感動した。
March 4 2014視察(地方診療所・メディカルシティー)フィリピンの看護 講義
March 4 2014視察(地方診療所・メディカルシティー)フィリピンの看護 講義
午前中はリサーチグループごとに、地方診療所とキャピトル大学メディカルセンターを見学した。フィールドリサーチは、各グループごとにメンターの先生、SAと相談しながら進めていった。
日本で調べて分からなかったことが現地に来て初めて分かり、これがフィールドリサーチの醍醐味であると感じた。今まで調べてきたことと現地での調査結果をうまく関連させて、より深いリサーチになるよう話し合いを重ねていきたい。
これまでの移動の疲れや環境の変化で、体調を崩す人が出てきた。
一人ひとり自分の体調管理をしっかりと行い、無理をしないよう、またそのような人がいたときに柔軟に対応できる様に努めたい。
まっつん
午前は、村で唯一の医療施設とされている地方診療所の見学をした。その診療所は出産も行っていると聞いたが、日本の価値観からすると信じられないような環境で、それでも自宅出産に比べるとかなり安全なのだと聞いて驚いた。また、日本で事前に調べて考えていたことが180度ひっくり返って、質問などもシフトチェンジしなければならなくなった。突然、新たな情報が飛び込んできたようだった。
また、聞きたいことがたくさんあっても、英語で質問するのが難しくてもどかしい思いもした。
先生の通訳なしで聞き取れるようになりたいと思った。
美鈴ちゃん
予防接種グループではルーラルヘルスセンターに行き、妊産婦の検診を見学し、いくつか体験をさせてもらいました。実際にお腹を触診して頭の位置を確認したり、お腹の赤ちゃんのサイズを測定したりしました。
お腹の上から赤ちゃんの頭を触り、さらには足を触れたときにキックされたことが印象的です。
命がここにあるなと感じ、とても感動しました。キャピトル大学の学生との交流も楽しかったです。
March 5 2014視察(地方診療所・メディカルシティー)
保健局訪問と講義
イギリスの看護 講義
アメリカの看護 講義
March 5 2014視察(地方診療所・メディカルシティー)
保健局訪問と講義
イギリスの看護 講義
アメリカの看護 講義
メディカルセンターは、3次医療施設であり、人工透析や心臓カテーテルの治療を行うことができる。日本とほぼ変わらない医療施設であると思った。どこに行っても歓迎していただき、本当に感謝。
今日は体調を崩す人が多かった。SAの心配りに本当に感動。健康に留意しながら、精一杯、頑張りたいと思う。
じゅり
SAさんが優しすぎる!体調、ご飯、リサーチの情報、質問を一緒に考えてくれる、ついていけるようにサポートしてくれる。疲れが見えたときの気遣い、その気遣いを、心を学んでいきたい!
ゆっちゃん
いろいろな場所を見学したり、人と交流する中で、日本との違いや人と関わることの楽しさも改めて実感しています。でも、楽しいと思えるようになるまでに、フィリピンに来る前も来てからも何回も悲しくなることも、しんどくなることもあったけど、でも、自分から積極的に行動しないと何も変わらないし、それに挑戦することで楽しいことも増えました。
自分の看護に生かせる学びをしていきます!
March 6 2014グループ別フィールドリサーチ
March 6 2014グループ別フィールドリサーチ
今日の午前中はグループリサーチを行った。それぞれのグループで分かれて調査し、知りたい情報を集めることができた。実際に現地の人の声を知り、パソコンなどのデータから知れないような情報を集めることができたのでとても良かった。
午後からは講義を受けた。今日もたくさんの方のサポートで研修を終えることができた。
まめ
今日は、インタビューの内容をメンターさん達と話し合い、その後少しだけ学生にインタビューをした。メンターさん、SAさんが自分たちの拙い英語を理解し、インタビューとして質問しやすいように直してくださった。
質問用紙のコピーまでしてくれている姿を見て、支えて下さる全ての人に感謝して精一杯頑張っていきたいと思った。インタビューでは、フィリピンの学生は学ぶ意味を理解しているため、主体的に学ぶことができるということが分かり、自分も何のために学ぶのかということを再確認して勉強していきたい。
また、学生は毎日自主的に4~6時間勉強していると知り、見習わなければならないことがたくさんあると感じた。
また、午後の講義の後にはキャピトル大学の方から全員に差し入れを頂き、大学の方と交流しながら大学芋のようなおやつを食べることができて楽しかった。
ぐっさん
今日はフィールドリサーチのためNBO(統計局)に行った。日本で考えていたことと違う点があり、現状を考えさせられた。理由を追究して少しでも問題解決につながるようなリサーチにしたい。
外国に行くのと行かないのでは全く違う!自分の目で、肌で感じられるのがこの研修!
March 7 2014グループ別フィールドリサーチ
March 7 2014グループ別フィールドリサーチ
最後のフィールドリサーチを行った。各グループがプレゼンの発表に向けて、ディスカッションや調査を進めていく中で、思わぬ発見や仮説がひっくり返るなど様々あったが、有意義なリサーチになった。
また、それには、メンターの先生やスチューデント・アシスタントさんなど本当に多くの人のサポートがあって、今の自分たちの学びがあることを、ひしひしと感じる。支えてくださる方に、少しでも感謝や感動を伝えられるような発表にしていきたい。
とくちゃん
保険グループではバランガイの貧困層の地域に行った。この辺の富裕層の月収は25000ペソ(約6万円)であることが分かった。また、今回の研修が約10万ペソ(約23万円)かかっていることと、10万ペソは富裕層の人たちが4ヶ月何も食べずに働いて、やっと貯められるお金だということに気づき、感謝を忘れてはいけないなと感じた。
また、海外にきて、国や言葉は違ってもそういうことはあまり意識しなくなり、同じ人間であると思えるようになった。
そのちゃん
自分の中で出発式がこの研修期間を通して一番印象的なことの一つ。いろいろ壁にぶつかるときもあったけど、今は本当にフィリピンに来れてよかったと思っています。ここに来なかったら出会えなかった人たち、経験できなかったこと。
この機会を作ってくれたことはもちろん、自分が毎日楽しめるように尽力してくれる先生方や、日々サポートしてくれる学生さん、研修メンバーなど全員に感謝の毎日です。
2nd week
March 8 2014社会見学(マングローブ・デルモンテプランテーション他)
March 8 2014社会見学(マングローブ・デルモンテプランテーション他)
午前中はマングローブに行った。竹で作った橋を渡り、マングローブを観察した。はじめは細い一本の苗だったものが4年間でここまで成長すると知って、自然の力に感動した。午後からはパイナップル畑を一面に眺望し、その後フォレストパークに行った。フォレストパークには遊具や様々なアトラクションがあり、それぞれが充実した時間を過ごすことができた。バスの移動時間が長く、帰りは寝ている人も多かった。
疲れが溜まっている人は早めに寝て、明日は万全な状態で迎えていきたい。
あしゅう
マングローブを見に行って、とても風が気持ちよかった。また、アトラクションが最高だった。
フィリピンで絶叫マシンに乗れて、本当に景色がきれいだったし、楽しかった。また、バスの道がガタガタしていて、アトラクションみたいだった。 路上で物を売っている少年たちにびっくりした。
大学で学んだことが実際に目の前で現実に起きている。
フィガロ
フォレストパークで乗った巨大ビニールボールが楽しかった。パークに向かうバスで少年たちに出会った。窓の外で必死に食べ物を買ってくれと頼む姿を見て、非常に強い衝撃を受けた。自分に置き換えて考えさせられる出来事だった。
March 9 2014オーボルビーチ見学・野外交流会
March 9 2014オーボルビーチ見学・野外交流会
今日はビーチに行って、スイカ割りや伝言ゲームなどのアクティビティをした。フィールドリサーチの調査や見学での疲労がこのアクティビティでとれたのではないかと思う。
キャピトル大学の先生や学生にたくさん企画していただき、休日まで私たちのために時間を割いてくださったことに本当に感謝。土日でリフレッシュできた分を、プレゼンに全力投球して、成功させる意欲につなげられればいいと思う。
また、プレゼンの完成に向けて今が詰めどころではあるが、体調管理を怠らないように、みんなで声を掛け合いながら進めていきたい。残り5日間の研修を有意義なものにする!
ぴーちゃん
みんなでいることそれ自体が本当に楽しかった。先生方がたくさんビーチでのアトラクを用意して下さっていて、本当に楽しかった。毎日のリサーチでもたくさんお世話になっていて、自分たちと同じように体力を使っているはずなのに、またさらに自分たちを楽しませようとたくさん準備してくださっていることが本当にすごいと思ったし、この感謝の思いを原動力にしてこれからもまた頑張ろうと思えた。
これまでの研修を通して、Ruralな環境の現実に直面してカルチャーショックも受けたが、これが本当の世界なのだと実感した。だからこそ、自分たちがここでしっかり学んで何かしていけるようになりたいと思った。英語もちょっとは話せるけど、話すのが怖かった。
でもカガヤンで過ごせるのもあと3日だし、悔いの残らないように、積極的に話しかけていって、楽しくなるくらい学んでいきたい。
ゆうか
今日はビーチに行って遊びました。フィリピンのゲームもたくさんできて、英語の説明でよくわからない部分もあったけど、とにかく楽しかったです!ゲームの合間に、適当に踊る文化は日本にはないもので、新鮮でした!
March 10 2014北ミンダナオ病院見学キャピトル大学看護学部生との交流会
March 10 2014北ミンダナオ病院見学キャピトル大学看護学部生との交流会
三次医療機関に訪問した。PUBLICの医療機関であったので、診察が無料なので人が多かった。
有料のPRIVATE クリニックとは対象的である。また、一つのベッドに3人寝ていたり、廊下に人があふれていたりした。
また、これまで学んだことをベースにして、さらに一歩踏み込んだ質問を学生が英語でしていて、みんなの成長を感じた。
夜はキャピトル大学の学生と交流会があって、レベルの高い歌声に圧倒されながらも、自分たちも歌と踊りを披露できた。ご飯を食べたあと、キャピトル大学の学生と一緒にダンスを踊った。
くみにゃん
キャピトル大学の学生との交流会でやった自分のスピーチ。先生と時間をかけながら英文を作った一生懸命準備したことがとても印象に残っている。そして、自分の言葉が、みんなにとって原点になればいいなと思っている。キャピトル大学の学生から歓声が上がったことが嬉しかったし、みんなからも良かったよって言ってもらえてとても嬉しかった。みんなと一つになれた気がした。
ももち
病院に人があふれていたけど、絶対に診察を断らないことはすごいと思った。とりわけ、フィリピンの多様性を受け止める姿勢に感動。一人ひとりの個人を尊重している看護が行われていることがすごいと思った。看護師が、業務以外で廊下で患者さんとすれ違ったときに、丁寧に声をかけている姿、患者一人ひとりを大切にしている姿に感動した。また、病院には様々な国のドクターがいた。ネパールのドクターは患者さんと接することができるよう、英語を学んでいた。
自分も、グローバル社会で活躍できるナースになるため語学が重要であると強く思った。
March 11 2014リサーチの発表・研修閉講式・答礼宴
March 11 2014リサーチの発表・研修閉講式・答礼宴
プレゼンの作成には全員が時間ぎりぎりまで一生懸命取り組み、先生方も徹夜でサポートして下さった結果、それぞれが素晴らしい内容のものを創ることができた。
1ヶ月前から準備をする中で、言語の壁やメンバーの意見の食い違い、アカデミックな分析方法など、難しくて諦めそうになることもたくさんあったが、全員でやり遂げることができて、本当に嬉しかった。
閉校式では、ファレス学長、中泉先生、アンサレ先生のスピーチとプレゼンの表彰が行われ、栄養についてリサーチをしたP&Cグループがベストプレゼンテーション賞を獲得した。
また、全てのグループにそれぞれのプレゼンに対する表彰状と、全員に修業証書を頂いた。
送別会では、夕食を楽しみながら、歌やダンスの出し物で別れを惜しんだ。全員で踊ったり、3.11の東日本大震災復興を祈念して「花は咲く」を2言語で歌ったりした。10日間という短い期間だったが、本当に学びの多い滞在となった。
のじはる
日本でリサーチしているときは前が見えなかったけど、フィリピンに来て自分たちが知りたいことも分かったし、現地の人と触れ合うことで、声をかけてくれたり微笑んでくれたりするフィリピンの人の素晴らしさに気づくことができた。
リサーチの準備で夜集まることも多く大変だったけど、その時もみんなの笑顔があったからこそ今日無事にプレゼンを終えることができた。みんなが笑顔で発表しているのを見て、こうして今楽しいと思えているのはみんなが乗り越えた壁があったからだと思った。 それを支えてくれたメンターさんやSAさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいだった。
Farewell partyでは、今までみんなで時間を見つけて一生懸命練習してきたものが120%発揮されて、メンターさんやSAさんが大好きという感謝の気持ちがきっと伝わったと思う。
向こうの方々が自分たちのことを本当に大切に思ってくれているのも伝わってきて、フィリピンに来てみんなと出会えたことが幸せだと思った。一生忘れられない日になった。
あず
午前のプレゼンから始まり、閉講式とfarewell partyなど、今日は本当に濃い一日だった。ここまでできたのは、SAやメンターの方、佐々木先生、忍田先生、そしてみんなのおかげ。簡単な英語でしか話せないが、心の触れ合いを通して強いつながりができた。研修に参加して本当に良かった!
March 12 2014移動(カガヤン・デオロ→マニラ)
March 12 2014移動(カガヤン・デオロ→マニラ)
スチューデント・アシスタントさんや先生方が朝早くにもかかわらず、空港まで見送りに来てくれた。この10日間、つきっきりで、何から何まで気を遣ってくれて、最後には涙を流してくれたことが本当にうれしかったし、感動した。
今回の研修で、人と人のつながりは、一緒にいる時間が長ければ強いと言うものではないということを改めて実感した。
きよきよ
マニラでお金ちょうだいと声をかけられたことが衝撃的でした。都市部でも貧困の格差はあり、発展途上国としての裏の顔があるなと感じました。
また少しトラブルもあり、本当に命だけは無事に、最後の最後まで無事故で研修を終えたいと思いました。
はくちゃん
今日は、マニラに向けて出発と言う事で、出会いと別れを通して、人とのつながりというものをすごく強く感じました。改めて、本当にいろんな人に支えられて今日まで来れたことと、本当にすてきな人たちと出会えたことに感謝でいっぱいです。
しっかり学びきって、次に再会できるときには、大きく成長できているように頑張っていきたいです!
March 13 2014
フィリピン大学看護学部研修
フィリピンジェネラルホスピタル見学
フィリピン大学看護学部 講義・デモンストレーション
フィリピン大学看護学部生・教員との交流会
March 13 2014
フィリピン大学看護学部研修
フィリピンジェネラルホスピタル見学
フィリピン大学看護学部 講義・デモンストレーション
フィリピン大学看護学部生・教員との交流会
マニラで始めての研修。まずフィリピン大学の附属病院に行き、見学をさせてもらった。フィリピンで最も古い病院で100年以上の歴史があるらしい。看護学部生は2年次から病院に所属して実習を行う。看護師と同じような仕事を行うことで、実践的なスキルの習得や経験力向上を目指しているという話も伺った。日本にはないフィリピンの教育スタイルを知ることができた。講義内容は難しく、もう一度資料を読み返したいと思う。夜は先生や学生たちと一緒にご飯を食べた。今まで歌やダンスのパフォーマンスを様々披露させていただいたが、いよいよ今日が最後となった。始めに盆踊りで、その後にフォーチュンクッキーを全員で踊った。たとえ国は違っても、ダンスや歌で心は通い合えると思った。フィリピン大学ではたった一日の交流となったが、素敵な出会いを刻むことができた。研修に参加して良かったと改めて感じた。
まいまい
午後のフィリピン大学の講義では、異文化看護について自分の知識を深めることができた。フィリピンでは直に異文化を学ぶ機会がある反面、日本は異文化看護の教育が行われていないと感じた。
これからグローバル化が進み、色々な宗教や文化を持った人々と関わる機会が増えてくるので、異文化看護の教育をもっと取り入れるべきだと思った。
英語がうまく話せなくても、国が違っても、真心で接すればどんな人でも交流ができると感じた。
March 14 2014社会見学(リサール記念館・イントラムロス他)
March 14 2014社会見学(リサール記念館・イントラムロス他)
今日は市内見学で、ホセリサール公園や教会に行った。ホセリサール公園には、ホセリサールが処刑されたときを再現した像が建っており、全員が考えさせられているようだった。また、日本軍がしたことを知らない日本人が非常に多く、歴史を知ることはとても重要なことだと思った。昼食とお土産の時間はモールオブアジアでとった。アジアで一番大きなモールらしく、2時間だけでは全然足りなかった。夜は、マニラ湾の夕日がよく見えるレストランで、創友会の方との交流もかねて食事をした。この日は雲が多く、見えないと思っていたが、奇跡的に最後の日没の瞬間、見ることができた。これまでの研修は、創立者をはじめ、たくさんの方に見守られていたことを実感した。創友会の方のお話は興味深く、意欲が高まったのではないかと思う。明日で研修が終わってしまうが、最後の最後まで気を抜かず、無事故で帰国する!朝は時間厳守!
よっしー
サンチャゴ要塞に行って、日本人が犯したことの残酷さを確認しました。でも、今まで出会ったフィリピンの人たちはとても温かくて、私たちを受け入れてくれる心の広さに感動しました。創友会の人との交流会もあり、創立者や卒業生のおかげでフィリピン研修が行えた事を改めて実感しました。また、モチベーションの高い話をしてくださり、これからの意欲につながりました。
March 15 2014移動(マニラ→日本)
March 15 2014移動(マニラ→日本)
マニラのホテルで最後の朝食。出発が6時半だったから、6時から朝食開始。研修を振り返ると、支えてくれた全ての人への感謝の思いでいっぱいになった。
日本に帰国すると、満員電車が懐かしかった。そして、気温の変化についていけない。日本はとても寒い。そして、家に帰って一人になると、寂しさを感じた。フェイスブックで繋がっていることが、とてもありがたく感じた。
まゆか
研修全体として、衝撃を受けたこと、それは貧困。日本で勉強したフィリピンを侵略した歴史。フィリピンの貧困の姿を見たときに、自分の国がこの国を侵略した現実に対して、とても悲しくなった。子どもたちの貧しさを目の当たりにして、この国の発展を、自分たちの国が妨げてきたのではないかと思った。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。目の前の子どもたちのために、自分は何ができるのだろうと問い続けてきた15日間だった。今までは貧困と自分を結びつける事ができなかったが、自分が看護師になったときに何ができるだろうかと考え始めた。フィリピンの経済の底上げをしていくにはどうしたらよいかを考えた。
その上で、日本人を歓迎してくれる姿に感動した。自分に何ができるのかは、まだわからないけれど、今後も考えていきたい。
中泉先生
なんと言っても今回が始めての研修だったので、不安な気持ちもあったと思いますが、皆さん大変よく頑張ってくれたと思います。1週間遅れて合流した日に、元気そうな皆さんの笑顔を見て、みんなは大丈夫だなと安心しました。研修が始まる前から終わるまで、いろんなことがあったと思いますが、それもすべて2期生に伝えていってほしいと思います。とくに、体調管理と英語。私もしっかり頑張ります。
Comments
Comments
佐々木准教授 ※当時の職位を記載
ここまで仕上げられるとは思っていなかったので、本当に感動しました。堂々と英語で発表している姿が素晴らしかった。閉校式でアンサレ先生と話しましたが、10月に創価大学で行ったプレゼンの内容とは雲泥の差で感動したとおっしゃられていました。ダンスや男子のホスピタリティーなどみんなの才能が開花したと思います。(大変なことは何だったかという質問に対して)みなさんが望んだようなリサーチができるように、現地の人たちと試行錯誤を重ねていくのが少し難しかったですが、みなさんが一生懸命頑張っている姿を見るだけで嬉しかったです。だからそれを考えれば大変なことはありませんでした。
フィリピン大学などで、みんながどんどん英語で積極的に質問したり話しかけているのを見て、すごいと感動しました。その姿が何よりもこの研修の成果を現していると思います。皆さんと研修に参加できて良かったです。これまでフィリピンへの研修は何度も参加しましたが、みなさんの誠実さと先方に対する感謝の思いとみんなが仲良く団結したいという思いから、こんな研修は今までになかったと感じ、看護学部生のマインドは素晴らしいと思いました。
1年かけて創価大学の看護学部で鍛えられるとこんなにもみなさんの人格が磨かれるのかと感じながら、研修に参加していました。創価大学の誇りであり、模範であり、看護学部にしかない宝物だと思います。 そういう意味では1年かけて苦労されながらみなさんを育て上げられていかれた先生方も尊いし誠意を感じています。みなさんのこれからが楽しみです。研修が大成功したのは皆さんが頑張ってくれたおかげです。
皆さんでなければできなかった研修。一人ひとりがそれぞれの場で主役となった研修。ぜひこの研修を財産に、宝物にしていっていただきたいと願っています。
それぞれのグループが特徴的なインタビューをして現地でしか学べないことを学んでおられたので、私たち自身もすごく学びのあった研修でした。みなさんの視点や引き出した内容はかけがえのないものです。看護学部のほかの先生方もびっくりされる内容でしょう。ぜひ自信を持ってこれからの学びに生かしていけると思います。
私はみなさんの純粋さと誠実さに大変感動しております。負けずに挑戦して乗り越えていく中での歓喜と涙は創価大学でしかできないことだと思います。それを見事、研修の中で出し切ってくれて、私たちは本当に嬉しいです。ありがとうございました。
忍田助手
みんな一人ひとりが本当にすごいと思った。毎日そう感じて過ごすことができた。最初からずっと研修に対する姿勢が真剣で、目が真剣で、ひとつひとつのことを大切に、研修を大成功させようとしている気持ちが嬉しかった。
1年生でこのような研修をするというのは、すごく難しかったと思う。与えられた課題は研究という今までに習ったことのないもので、しかもトピックに関しても今までに自分たちが得ていない知識を使わなければならないという本当に無理みたいな壁だったと思う。
なおかつ、英語ができなければならず、本当にみんな苦しかったと思う。しかし、GCPの人が言っていたように、背伸びをし続けていろんなことを教えてくれる人についていく中で、いつの間にか自分の背が伸びていたということだと思う。みんな自身が壁を破り、伸びて得た研修だったと思う。
Globalな人材と言っても、何も遠くにあるわけではなく、目の前の一人の人と向き合っていくことが異文化理解の一歩であり、それは日本に居ても同じことだと思う。相手に自分を写して、実は自分を見ている。自分で自分の弱いところもみているからこそ苦しくて、でもそれを乗り越えていくことがGlobal人材なのだと思う。世界を見て、世界の中で感じた自分の思い(相手を通して自分を見ている)を学んだのだと思う。こんな経験は1年生だからこそ、これからまだ時間があるからこそ、貴重だったのかもしれない。ここで得た貴重な気づきを、パズルのピースのようにひとつずつ埋めていくように、大切にして、これからも他のピースを見つけて埋めていってほしい。それが必ず、価値的な看護の学びにつながると思う。Globalな人材を目指して、相手と英語でcomfortableに話し合えるように、異文化理解ができるようになってほしいという願いは、プレゼンの発表を見ていて達成されたのではないかなと思った。
10月にアンサレ先生が来られて特講の授業で発表したリサーチとは比べ物にならないほど充実していて、みんなは自分自身を客観的に見れないからまだ分からないかもしれないけど、みんなを見ていて本当に大成長していると思った。心から大拍手を送りたいと思う。
伸びるときは辛いけど、その分必ず成長できていると思う。私は本当にみんなについて来れてラッキーだと思う。本当に嬉しくてみんなに深く感謝している。みんなが壁を乗り越えている姿に勇気付けられ、希望をもらった。研修を創るまでの期間の方が大変だったけれど、それも含めて、このように大切な役割をいただけたことに感謝している。