【卒業後の進路】薄田 哲平 さん

薄田 哲平さん(2024年3月卒業)株式会社大林組

FILA(国際教養学部)での学びについて教えてください!

 国際教養学部での学びで得たものは「困難に立ち向かう勇気と自信」だと感じています。1年生の頃は、慣れない英語で受ける授業や膨大な量の課題に四苦八苦しました。授業中に日本語を話すと先生に「Get Out」と教室をよく追い出されていました。寮の友人と夜の3時まで統計学の課題をしたことは忘れられない思い出です。しかし、国際教養学部に身を置き、日々与えられる高い壁を越えていると、語学力が身に付き、英語を抵抗なく話すことができていました。留学生と英語で意見交換したり、授業でも英語で自分の考えを堂々と発言することが出来るようになりました。この環境で学んだ経験があったからこそ、留学や就職活動などの挑戦にも立ち向かうことが出来ました。国際教養学部で得た経験は生涯にわたって私の財産になると思います。
 グローバルな知見を得ることが出来る国際教養学部での学びは、自身の視野を広げ、進路に大きく影響しました。ゼミで専攻していたアジア経済で、私たちの「当たり前」が「当たり前」ではないことに気づかされました。普段何気なく使っている道路や橋などのインフラが経済成長の根幹を担っています。しかし、途上国ではこれらのインフラが整備されていないことが、経済成長の大きな妨げになっていることを学びました。この学びによって、将来的にこの「当たり前」を世界全体の「当たり前」にしていきたいと思い、海外でインフラ整備に携わりたいと思うようになりました。常に広い視点で物事を考えることが求められる国際教養学部で学んだからこそ、切り開けた進路だと感じています。

創価大学の国際性は進路にどのように影響しましたか?

 国際教養学部には世界各国から集った様々な留学生が在学しており、彼らとともに学んだ経験は進路に大きく影響しました。実際に異文化理解(Cross Cultural Understanding)の授業で、香港からの留学生とともにプレゼンテーションを行う機会がありました。国境を越えたチームだからこそ出た意見やアイデア、対立に面白みを感じました。同様に、アメリカへの学部必須留学でもインドやパキスタンなどの国際色豊かなチームでプレゼンテーションをする機会があり、とても楽しかったことを記憶しています。これらの経験があり、様々な国の方が集まって、大きなプロジェクトを完遂させる仕事に就きたいと思うようになりました。

ゼミ展示で創大祭Academic Awardを受賞

受験生へのエール

 国際教養学部には、世界各国から集まった学生たちと学び高めあう環境が整っています。きっと自分の可能性を大きく飛躍させ、自分でも知らかなった自分に出会うことができます。受験勉強では辛いことや大変なこともあると思いますが、その苦難の先にはきっと素晴らしい未来が待っています。受験生の方々が明るくワクワクするような進路を切り開かれることを願っています!

  • 名前:薄田 哲平
  • 主な専攻分野:アジア経済学
  • 指導教授:杉本一郎教授
  • 好きな言葉:知恩をもて最とし報恩をもて前とす
  • 好きな本:こころ
  • 趣味:筋トレ、陸上競技観戦
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