【国際教養学部】
ハーバード室賀氏のセミナーを開催

10月4日(金)に国際教養学部、マレーシア研究拠点共催のリサーチ・セミナーを開催しました。今回のセミナーでは、ハーバード大学教育政策研究センター・ポストドクトラルフェローの室賀厚子氏に、「Can a Tiered, School-Based Attendance Intervention Reduce Chronic Absenteeism in Preschools? Evidence from Chile」とのタイトルで報告をしていただきました。

チリの公立のプリスクールに通う子供たちの間では、親の教育に対する価値観や子供たちのモチベーションの低さなどが理由で、慢性的な欠席が多い傾向にあります。このような状況を改善するために、チリの公立プリスクールで実施されたUn Buen Comienzo (UBC)というプログラムでは、子供たちの出席率を可視化して学校に来るモチベーションを上げることや、保護者の参画と意識を高める取り組みなどが行なわれました。室賀氏は、このプログラムの効果を「差分の差分法」を用いて分析し、欠席日数や慢性的な欠席が減少した結果が得られたことを踏まえ、就学前教育の早い段階から子供たちの出席率を上げる取り組みの重要性を訴えました。その後活発な質疑応答が行われました。

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