【国際教養学部】マラヤ大学ウンク・アジズ開発研究センター所長らが来学

マレーシア研究拠点との連携をつうじて日本の循環型経済を視察、今後の大学間連携を確認

 開発・貧困研究の世界的な研究機関であるマラヤ大学ウンク・アジズセンターのスハイザ・ハニム所長をはじめとする代表団が、「マレーシアにおける循環型経済の枠組みの構築」と題したマレーシア経済省との大型研究プロジェクトに関連し、日本の循環型経済の取り組みを視察するため来日した。

 今回の訪問では、創価大学マレーシア研究拠点が受け入れを担当。20日、杉本拠点代表者よりマレーシア研究拠点の取り組みを説明し、今後の多角的な教育・研究の連携への希望をつたえた。続いて経済学部の掛川教授が「日本における循環型経済の現状と課題、及び創価大学の取り組み」について講義を行い、参加者との活発な意見交換が行われた。

 代表団はまた、鈴木学長および秋谷副理事長との懇談に臨み、双方の連携強化について話し合いが行われた。

 懇談の席で鈴木学長は、1988年に創立者池田大作先生がマラヤ大学を訪問した際、当時副総長だったウンク・アジズ氏に迎えられたエピソードを紹介。「偉大な経済学者であるウンク・アジズ氏の名を冠した研究センターと連携できることに深い意義を感じている」と述べた。

 スハイザ所長は「創価大学との教育・研究面での連携を今後さらに深めていきたい」と応じ、今後の協力関係を確認した。

 今回の訪問は、マレーシアと日本の学術交流を一層推進する契機となることが期待されている。

Share