【国際教養学部】マラヤ大学との国際連携をさらに強化

Buddyシステムを活用した短期研修プログラムの深化と実践報告

2025年5月7日、創価大学国際教養学部およびマレーシア研究拠点は、マラヤ大学人文社会科学部(Faculty of Arts and Social Sciences: FASS)との共催により、FD・SDセミナー「Buddy Systemを活用した海外短期研修プログラムの構築と発展:マラヤ大学人文社会科学部の取り組み」を開催しました。
本学では、2016年度より2年次秋学期の事前学習と春休み2週間の「課題発見・克服型研修(International Fieldwork)」を実施しており、マレーシアの多文化社会を対象に学生が現地の課題に向き合う学びを展開してきました。2023年度からは、マラヤ大学FASSおよびその学生組織Global Network Club(GNC)との連携が本格化し、同大学が展開する「i-Smart Buddies System」を導入した新たな短期研修プログラムが始動しました。
この制度では、本学学生にマラヤ大学の学生が“Buddy”として伴走し、学習・生活両面でのサポートを行うことで、双方にとって実践的かつ対話的な学びの場が生まれています。フィールドでは、都市化と社会変容の進むKampung KerinchiおよびKampung Baruにおいて調査を実施し、その成果を現地教員に英語で発表する実践型プログラムが展開されています。
今回のセミナーでは、ハナフィ・フセイン名誉教授(FASS)が、Buddyシステム導入の動機や国際教育戦略、これまでの普及実績について講演を行いました。さらに、FASSの国際担当主任事務官であるアフマド・ヒルミ・モハマド・ヌール氏からは、GNCの組織構築過程や研修運営体制の実態、今後の課題と展望について報告がなされました。加えて、GNC前会長であるグサリア・スグマランさんと、本学派遣学生代表による体験報告も行われ、参加者との間で活発な意見交換が交わされました。
また、マラヤ大学の教職員と学生一行は鈴木学長への表敬訪問や、国際教養学部1年生を対象とした報告会にも参加。両大学の信頼関係を深める貴重な交流の機会となりました。今後も本学とマラヤ大学の協働は、実践的な国際教育の深化と持続可能な学生交流のモデルとして、さらなる発展が期待されます。

 

マラヤ大学一行の鈴木学長への表敬訪問
ハナフィ・フセイン名誉教授がマレーシア研究拠点に対してマレーシアの伝統衣装6セットを贈呈
贈呈された民族衣装を着るFILA生
ハナフィ・フセイン名誉教授
アフマド・ヒルミ・モハマド・ヌール氏
GNC前会長 グサリア・スグマランさん
インターナショナル・フィールドワーク参加者 奥田さん、沼田さん、高尾さんによるプレゼンテーション
FD&SDの様子
インターナショナル・フィールドワーク体験会

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