【国際教養学部】創価大学マレーシア研究拠点(CMS)国際ワークショップを開催 ― 日馬学術交流の新たな展開と共同研究の深化へ ―

創価大学国際教養学部マレーシア研究拠点は、2025年10月10日(金)・11日(土)の両日、中央教育棟第8会議室において、マラヤ大学およびマレーシア科学大学と共催で国際ワークショップを開催しました。

本ワークショップは、CMS設立2年半の活動成果を総括するとともに、マレーシアの主要大学との連携強化および今後の共同研究の方向性を確認することを目的として実施されました。

マレーシア側からは、UMよりダニー・ウォン教授、ヌルリアナ・カマルディン博士、ホー・キー・チャイ博士、USMよりシヴァムルガム・パンディアン教授が来日。さらに、東京大学のエイミー・ポー・アイ・リン博士、早稲田大学のムハマド・フィルダウス・アリ氏、広島市立大学のファーハ・ナオミ博士、ヌルハイザル・アザム博士、および静岡大学のリオウ・ドクシン博士も参加し、活発な意見交換が行われました。

初日のセッションでは、「CMSの活動レビューと今後の展望」をテーマに、杉本教授が設立以来の成果を報告しました。CMSは、人文・社会科学の視点からマレーシア研究を推進し、外部資金獲得、共同研究、国際会議企画、研究セミナー、学部教育との連携を5本柱に活動を展開しています。特に、マラヤ大学学生との「バディ制度」を導入した短期海外研修(International Fieldwork)は、学生の主体的学習を促す先進的な教育モデルとして注目されました。

続いて、マラヤ大学のダニー・ウォン教授らが同大学における地域研究の発展と「脱・西欧中心」的理論構築の試みを紹介。マレーシア科学大学のシヴァムルガム教授からは、CMSを日本におけるマレーシア研究の中核拠点と位置づける出版・発信戦略が提案されました。

2日目には、JSPS二国間共同研究事業への申請構想が議題となり、今後の共同テーマが提案されました。また、創価大学・UM・USM・UKMを結ぶ「4大学交流モデル」や、企業インターンを組み合わせた教育連携の可能性も話し合われました。

さらに、2026年に広島市立大学で開催予定のMalaysia–Japan Visionary Conference(MJVC2026)へのCMSの正式参画が決定しました。Omar Farouk名誉教授(広島市立大学・元マラヤ大学教授)からのメッセージを代理で紹介したファーハ・ナオミ博士およびリオウ・ドクシン博士(静岡大学)より、CMSへの協力要請が伝えられ、CMSは協力を表明しました。

来日したマレーシア代表団は、創価大学の創大祭記念フェスティバルにも参加し、秋谷理事長、鈴木学長との会見、西浦副学長、井田副学長との学術・研究交流に関する意見交換をおこない友好をさらに深めました。

本ワークショップを通じて、平和・教育・研究を結ぶ日馬学術交流の新たな段階を共に築いていくことを確認しました。

創価大学が推進する国際共同研究と学生交流のさらなる発展に向けた重要な一歩となりました。

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