2021年07月15日 15時00分

金融機関による問題解決型の金融ワークショップが実施されました!

    法学部では、実践型の産学連携プロジェクトとして「金融ワークショップ(ビジネス&ロー・ワークショップⅢ)」を経営学部との連携の下、毎年度実施しています。

     

    この授業は、金融業界のエキスパートを招聘してワークショップを行うものです。今年も三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、日本証券業協会、損害保険協会、生命保険協会、三井住友カードのエキスパートの方をお迎えし、ワークショップを実施しました。

     

    学生は、業界実務に係る課題をグループで調査・検討し、その結果をチーム提案として発表しました。その結果、世界や日本の金融機関で活躍する必要な法的資質や経営分析の手法を身に着けることができました。

     

    第1回の授業では、三井住友銀行で本学法学部OBの市丸勝也氏と滝澤理氏が担当講師として銀行の三大業務(預金・貸金・為替)について講義が行われ、第2回から第3回にかけて同じく三井住友銀行の担当講師・川端義彦氏により、中国への企業進出に関するワークショップが行われました。

     

    第4回から第6回の授業では、三菱UFJ信託銀行の担当講師・正岡利之氏と長尾和幸氏から、昨年と同様、受託財産業務の概要よび資産運用の流れ、運用理論の基礎知識を教わり、「年金ポートフォリオの考え方」についてグループワークを行い、パソコンを使って実際にポートフォリオ(資産の組合せ)の作成を行いました。

     

    その後も、日本証券業協会、損害保険協会、生命保険協会、三井住友カードの講師から、それぞれの業界の概要説明を受けた後、業界特有の実務問題が提起され、それを各グループが調査・検討し、その結果を発表しました。

     

    三井住友銀行とのワークショップについて、学生からは、「実際に法人の顧客に対して銀行がどのような業務を行っているのか、一部ではあるが経験することができた。自分の視野を広げていくことの大切さを学んだ。」(法学部3年)

    「銀行のイメージとはまた違ったグローバルアドバイザリー部の業務が、新しい視点でもあったし、魅力を持った。昨今の情勢もあり、海外事業もなかなか難しいところはあるが、将来性の塊でしかない業務だと思う。」(法学部3年)などの声がありました。

     

    三菱UFJ信託銀行とのワークショップについては、

    「株式ポートフォリオ提案は正解がないということだったので、かなり悩んでどのような提案が顧客にとって最善の方法であるかを考えた。他グループの発表を見ていると『そんな視点があったのか』と学ぶことも多く、三菱UFJ信託銀行の方のお話もこれからの自分自身の経験に大きく役立つようなことばかりであった。」(法学部3年)

    「リスク・リターンの計算方法を知ることができたのは、自分にとって非常に大きな学びとなった。ポートフォリオ提案を考えていく中で諸外国の経済動向、日本の社会課題を改めてとらえることができた。」(法学部3年)

    また、金融ワークショップ全体については、「金融は堅いイメージがあったが、銀行だけではなく、保険も案外身近な存在であり、資金運用の欠かせない業界であることがわかった。」(法学部3年)

    「講師の方々はどの金融機関であってもとても真剣に顧客のことを考えており、そして自身が行っている業務と所属している企業に誇りを持っていることが伝わってきた。自分が企業に入ったときの企業人としての働き方もこの講座で学んだ。」(法学部3年)

    ページ公開日:2021年07月15日 15時00分
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