科目紹介④

成人看護慢性期援助論Ⅰ

2年次
自己管理が必要な慢性疾患を持ちながら生活する患者の、身体的・精神的・社会的特徴を講義し、慢性疾患を持つ人とその家族への支援の基本事項の理解をはかる。学習内容として、慢性疾患の概念と保健行動を支える理論(成人の学習理論、自己効力感モデル、コンプライアンス、セルフケア論など)について解説し、事例を用いて、疾病の受容過程や病の軌跡に迫る。機能障害別看護として代謝系機能障害、血液・免疫機能障害、および回復・維持期の看護を取り上げる。

成人看護慢性期援助論Ⅱ

3年次
成人看護慢性期援助論Ⅰに引き続き、慢性疾患患者が、疾病と生活の自己コントロールを行うために必要な事項を講義する。疾病像・治療法の理解のもとに、身体機能の維持・回復、QOLの向上をめざすための具体的な看護について事例を用いて講義する。演習では事例展開と技術演習を行う。

成人看護学急性期実習

3年次
周手術期の看護実践や救急外来での医療行為の見学を通して、急性の疾病や機能障害をもつ患者やその家族の健康問題を包括的に理解し、看護師として専門的援助を行うために必要な実践能力を養う。具体的には、周手術期の急性期にある患者を受け持ち、術前・術中・術直後および術後のアセスメント、看護上の問題点の抽出、目標を明確化した後に看護計画を立案する。その看護計画に基づき病棟看護師の指導のもとに個別的な看護実践を行う。また、カンファレンスを毎日行い、他の学生の受け持ち患者についての情報交換と、よりよい看護の提供のためのディスカッションを通して共有学習の場とする。
上記の内容に加えて、救急外来での現場見学を通して、救急患者に対するアセスメントの視点や救命処置、患者や家族に対する心理的援助の実際について学ぶ。

成人看護学慢性期実習

3年次
生涯にわたり健康管理が必要な疾患や状態、障害を持つ対象と家族へのセルフケアやソーシャルサポートについて、専門的援助を行うために必要な実践能力を養う。具体的には、病院に入院している慢性期、終末期にある対象者を受け持ち、健康上の課題を明らかにしつつ看護過程を展開し、個別的な看護実践を行う。慢性期疾患の対象には自立を目的とした健康管理や健康教育について、終末期の場合は、さまざまな苦痛を受け止め理解し、その人らしさを尊重した安寧な過ごし方への支援の実際を実践を通して学ぶ。 上記内容に加え、人工透析室とリハビリテーション室での実習を行い、病いとともに生きる人への理解を深め、看護の役割・機能を確認する。

老年看護学の授業概要

老年看護学概論

2年次
高齢社会の現状を通して、老年期にある人が、一定の健康状態を保ち、その人らしい生活が継続できるよう、「老年者」「家族」「生活環境」「ヘルスケアシステム」の観点から対象への理解を深める。老年看護の基本理念ならびに、老年者のライフステージの特徴や老年者の加齢による身体的、心理的、社会的変化から健康と生活への影響を教授し、さらに、老年者を取り巻く社会の特徴と諸問題、社会制度を踏まえ、老年者の自立(自律)と尊厳を守る老年看護の在り方について考えられるよう導く。