2021年度創価大学看護学部 地域公開講座を開催しました

 2022年3月5日(土)に、2021年度創価大学看護学部地域公開講座を「コロナ禍における看護教育~看護学生から看護師へ~」をテーマに、オンライン形式で開催しました。実習施設をはじめ、看護学部生と教員合わせて計33名が参加しました。

 第1部として、パネリスト4名による発表をしました。はじめに看護学部の内山久美教授より「コロナ禍における学生教育の実際 授業編」として看護教育全体の変化、教育の場から臨床の場への移行支援への提言などを発表しました。続いて木村幸代講師より「コロナ禍での臨地実習の実際 卒業生を現場に送り出すにあたって」として、学生が実習において感じている、臨地での実習の機会が本来より減ったことに対するメリット・デメリット、就職に対する前向きな気持ち、社会へ送り出す教員として感じていることなどを発表しました。
 続いて、実習施設である東京西徳洲会病院の金子早苗看護部教育主任より「コロナ禍における学生教育の実際と課題」として、学生の実習を受け入れる立場からの課題と工夫について発表をしていただきました。最後に、みなみ野病院の齋藤久美看護部主任より「コロナ禍における新人教育 看護学生から看護師へ」として、新人看護師へ行ったアンケート結果から、新人教育の改善点や今後の課題について発表をしていただきました。
 この後、第2部として6グループに分かれ、パネリストによる発表を聞いての意見や感想等、活発な話し合いが行われました。最後に全体会として各グループで出された意見を共有しました。

【参加者から寄せられた声の一部を紹介します。】
・大学と臨床の双方の状況を共有することができ、有益でした。また、学生の参加もあり、学生からの声も聴くことができてよかったです。今後も困難な状況での実習が続くかと思いますが、看護師育成の目標に向けて協力できればと思います。
・コロナ禍における大学教育や、他施設での実習体制について情報共有ができ、今後の当院での新人教育や学生指導に活用させて頂こうと思います。
・臨床、大学(教員学生)様々な意見が聞けてすごく次に活かせる学びになりました。
・改めて私たち学生が看護を学ぶことができているのは、実習を受け入れてくださる施設の方々の様々な配慮や学生に対する願い、また先生方の技術面だけでなく精神面の温かなサポートがあるからであると強く実感しました。そのため、これからも支えてくださる多くの方々への感謝を忘れずに一生懸命謙虚に学んでいこうと思うことができました。この度はこのような講座を開催していただき、本当にありがとうございました。

Share