2022年2月取材

2022年04月01日

【Pioneer】 在校生インタビュー Vol.2 田口勇一さん

生命の世紀を創るパイオニア(Pioneer)である創大看護学部生―――
今回は、在校生インタビューとして、田口勇一さんにお話を伺いました。
真心あふれる人に
1冊の本が未来を拓いてくれた
生まれつき持病があり、小学3年生の時に手術を経験しました。将来は、自身の経験を活かしていきたい、との思いから、医療関係に携わりたいと漠然と考えていました。昔から読書が好きで、たくさんの本を読む中で、小学4年生の時に「あなたの声がききたい―聴覚障害の両親に育てられて 」という本に出会いました。

この本は、両親が聴覚障害をもつ主人公が、心ない差別の中で、周りの人たちと関わっていく中で心豊かな人になっていく話です。主人公が看護師になって、両親に自分のナース服姿を見せ、「ありがとう」と言ったシーンがとても感動しました。“自分もこれをやろう!”と思って。主人公の、出会った一人ひとりに感謝できる人間性が素敵だなあと思いました。
読んですぐ看護師になりたいと思った、というよりは、主人公のような人間になりたい!と思いました。そして進路を考える中で、看護師を目指すことに決めました。




手話を通して学んだこと

Mission Hands(日本手話・ろう文化を学ぶ部活)での活動を通して、耳が不自由な方への理解が深まりました。耳が聞こえないことで、コミュニケーションをとるために様々な工夫をされている。それを知らない人は、怖がったり、近寄れない、という人がいるかもしれません。自分たちが学ぶ意義は、そういう人たちがいるということを伝えて、障がい者とそうでない人の懸け橋になって、やりとりをつないでいくのが大切だと思います。
実は、オープンキャンパスの時にろうあ者の方がいらっしゃって、手話で自己紹介や案内をしたんです。とても喜んでくださり、部活での経験が活かされました。
患者さんの中には、どうコミュニケーションを取ればいいのか不安なまま、入院や通院される方もいると思います。その人の立場に立って寄り添い、力になれるよう、自分の病気の体験も含めて活かしていきたいと思います。

   

原点となった実習
2年生の時にあった基礎看護学実習Ⅱが、自分の看護の原点となっています。初めてのケアや看護展開でもあったうえに、自分の看護が意味あるものなのか不安になりました。かかわる中で、ふと、自分が入院時に感じた苦痛を思い出した時に、今一番苦しんでいるのは患者さんだと気づいたんです。それから、相手の立場になって考え、こういう風に関わっていったら楽になっていただけるかな、と向き合い方が変わりました。実習が終わった後、その患者さんが、穏やかな顔ではっきりと「ありがとうございました」と言ってくれたんです。なかなか言葉を伝えられない人だったのに、驚きました。患者さんのためを想って関わったことは、全部無駄じゃない、ちゃんと伝わっているんだと実感しました。
患者さんの抱えている苦痛を感じ取っていきたい、その人の立場にたって考えて寄り添っていきたい。一番しんどかったけれど、学びが深まった実習でした。そして、この経験が自分の原点になっています。
 


真心の看護を学ぶ
創価看護研究会というサークルに所属し、人間の生命哲理などの研鑽を通して看護師として必要な哲学を学びました。活動を通して、相手の側に立って考え看護を実践すると、その真心は必ず患者さんに通じていき、生きる力を引き出す根幹となることを学びました。
創価の看護は、人間性が光る看護だと思います。看護師としての技術力や実践力を磨くことはもちろん、創立者からいただいた看護学部の指針である『生命の尊厳を探求する、生涯学びの看護』を実践していきたいと思います。

    
 
受験生へのメッセージ
創価大学看護学部は、生命に寄り添う一人の看護師として、また一人の人間として、何倍も成長できる場所です。
共に切磋琢磨し合える同期、どんな時も相談に乗ってくれる先輩や先生方も待っていますので、安心して創価大学に来てください!
皆さんの、勝利の道を開く挑戦を、僕も全力で応援しています!

  • Profile

    #田口勇一 Taguchi Yuichi
    #東京都出身
    #創価看護研究会
    #Mission Hands
    #春から東京都の病院へ就職

ページ公開日:2022年04月01日
  • キャンパスガイド2022看護学部