2022年9月取材

2022年12月13日

【Pioneer】 卒業生インタビュー Vol.1 阪谷樹里さん

  • Profile
    ♦埼玉県出身
    ♦看護学部2017年卒業
    ♦さいたま赤十字病院勤務

生命の世紀を創るパイオニア(Pioneer)である創大看護学部生―――
今回は、卒業生インタビューとして、阪谷樹里さんにお話を伺いました。
看護師という職業は素晴らしい
人間性を磨いた大学4年間
高校の文理選択の際に、それまで目指していた保育士から保健師を目指すようになりました。保健師過程がある大学を中心に受験していたため、創価大学の志望度は一番低かったんです。笑 その後、受験した中で創価大学しか受からず、受験浪人はしたくなかったので渋々入学を決めました。3年で保健師課程がある別の大学に編入学しよう、と思っていたほどでした。笑 転機となったのは、入学式の日に1期生への期待や励ましを実感したこと。どうせ入学したなら、入学してよかった!と思えるくらい、経験したいことを悔いなくやり切りたい!と気持ちを切り替えることができました。

看護学部企画の立ち上げやオープンキャンパスのスタッフ、クラブ活動、学生自治会や学友会(クラブ団体の運営をサポートしている組織)などの学内活動など、様々な活動に参加。学部以外の友人とも対話をすることで、様々な考え・価値観を受け入れることができるようになりました。看護師にとって欠かせない、「患者さんを受け入れて包み込み、生きる力を引き出していくための人間性」を磨くことができた創価大学での4年間は宝物です。今ではすべての出会い、学び、経験に感謝しています。この宝の4年間があるからこそ、大変な時も前を向いて進めています。
 →オープンキャンパス(看護学部棟)

 →学友会

 →学生自治会

 →新世紀管弦楽団の演奏会


看護の基盤と実践を学ぶ
創価大学で様々な経験を積みましたが、中でも看護学部での学びがあったからこそ、社会に出た今、どんな時も希望を持って患者さんと関われるようになりました。患者さんの様態やコミュニケーションなど、状況がどれだけ難しくても、「自分だけでも希望を忘れずに関わっていこう。生きる力を引き出す看護を実践しよう。」と思って関わり続けています。「患者さんを信じる」という広い心を持てるようになったのは、看護学部の先生方が常に穏やかに接してくれたり、先生方の臨床での実体験を沢山語ってくれたから。ふとした時に、“あの先生、こう言っていたなあ”と思いだして実践しています。自分が経験できないことも、授業を通して教えてくださったからこそ、毛穴から吸収していたんだなと感じます。
  
 

初心にかえる
実習での患者さんとの出会いや経験は、今の看護観の土台になっていると実感します。患者さんから、「看護師さん忙しくてね、いつもパソコンに向かって話しているのよ。私はパソコンじゃないのにね。今みたいに、顔を見て話してくれる看護師さんになってね。」と言っていただいたことがありました。いやあそんなことにはならないでしょ、と思っていましたが、看護師になり、忙しくてパソコンを見ながら話しかけてしまったときに実習の際に患者さんがつぶやいていた言葉を思い出し、ハッとしました。忙しい時こそ、患者さんの目を見て心を通わせていこう、実習の時の関わりを思い出して心掛けていこうと、初心にかえることができました。

初心にかえる、といえば、職場のロッカーに看護学部3つの指針の銘板の写真を貼っているんです。大変な時も、この指針を確認することで、毎回「がんばろう!」と決意できています。


看護学部3つの指針

看護師って素晴らしい
創大看護学部で看護基礎教育を勉強できたおかげで、「人ってケアすることでこんなに変わるんだ」「大変な環境かもしれないけれど、看護師は人の生きる力を引き出すことができる、すごい仕事なんだ」と、看護師になってよかったと心から思います。大変な時も、学生時代のその実感に立ち返ってまた頑張ろうって思えるんです。学生時代のうちに、看護の魅力を実感することで、社会に出た後も困難を乗り越えてやりがいを実感できると思います。そんな学生が増えたらいいなと思い、今、看護教員を目指して勉強に励んでいます。せっかくこんなに素晴らしい職業である看護師になるのだから、「看護師ってやりがいのある仕事だな」と思って、長く続けられる人が増えていくように貢献していきたいです。

受験生へのメッセージ
受験生のみなさん!毎日お勉強お疲れさまです!
私は、創価大学看護学部での4年間で一生涯の友人に出会うこともでき、看護師にとって重要な人間性を磨くことができたと思っています。看護師になるための知識や技術を身に付けるだけではなく、もっと大切なことを教職員の皆様や一緒に学ぶ学友に教えていただいたと思っています。
受験を乗り越えた先には、看護師になるための勉強が待っています。看護師になるための勉強は未来で出会う患者さんのためにとても大切なことです。看護師になってからも勉強は続きます。まさに、看護学部指針にもある「生涯学び」です。常に’何のため’を考え、自分自身の夢を叶えるために挑戦し続けてください。その挑戦を全力で応援してくれる環境が創価大学看護学部にはあります!
体調に気を付けながら、自分自身の夢を叶えるために頑張ってください!いつか大学のキャンパスでお会いできるのを楽しみにしています!
ページ公開日:2022年12月13日
  • キャンパスガイド2023看護学部