2023年3月取材

2023年04月22日

【Pioneer】 在学生インタビュー Vol.5 峯更紗さん

生命の世紀を創るパイオニア(Pioneer)である創大看護学部生―――
今回は、在校生インタビューとして、峯更紗さんにお話を伺いました。

前向きに悔いなくやりきる

人生の分岐点
 創価大学経営学部3年生の後期、眼鏡の度が合わなくなったなーと思い眼科へ行きました。すると、眼鏡のレンズを変えても視力が変わらず、これはおかしい?となり、大学病院を紹介されました。私の症状が特殊だったようで、4回の診察を経て、ようやく病名が明らかになりました。完治する治療法が見つかっていない病気ですが、ドクターたちが真剣に向き合いながらカンファレンスを重ねてくださったおかげで、診断され、治療を受けられるようになったと思うと、人の命・健康を守る医療職ってすごいな、かっこいいなと思いました。ちょうど就職活動が本腰に入る頃だったので、医療関係の仕事に就きたいと、製薬会社や福祉系企業の採用試験に挑戦しました。しかし、6月に入っても思うように結果が出ず、このまま就職活動を 
続けるか、休学して来年もう一度チャレンジするか悩みました。

 そのころ、所属していたパイオニアで当時、音楽監督をしていた先生に相談したときに、その先生も、ご自身の病気を抱えながら、全力で部員に関わってくださっていることを知りました。そして「幸せになるんだよ」と言っていただいたときに、自分が幸せになる道って何なんだろうと、考え直しました。考える中で、病気を抱える自分だからこそ、患者さんの一番近くで励ませるようになりたい、患者さんが少しでも楽になるように医療の知識を身に着けて携わりたい、と思い、看護師を目指そうと思うようになりました。この想いに至ったのは、4年生の6月末ごろです。
  

目指したい看護を学べる大学

 創価大学看護学部に進学しようと決意した理由はいくつかありますが、3つ挙げるとすると、まず1つは学費が安いこと(笑)。国公立大学も学費は安いのですが、受験科目数が多く、受験までの勉強日程や、塾に通う余裕がないことを考慮し、私立や専門学校に絞って探していました。その中で、創大看護学部の学費はダントツに安かったのです。
 2つ目は人間力を習得できると思ったため。1年次に寮時代を共に過ごした友人に看護学部生が多くいたので、話を聞いてみようと約3年ぶりに会って話した時に、見違えるくらい私を励ましてくれる姿にびっくりしました。創大の看護学部で学んだらこんなに(いい意味で)人が変わるんだ、、と感動しました。
 そして決定打となった理由は、看護学部3つの指針です。同じ大学に通っていながらも、看護学部にこのような指針があるなんて知りませんでした。患者さんが希望を持てるように関わりたい、励ましていきたい、と考えていた私は、指針の中に「生きる力を引き出す励ましの心光る看護」という一節があることを知り、「ここだったら自分の学びたい看護が学べそうだ!!」と、スッと心に落ちました。
あとは、学士を取得できた方が将来の活躍の幅が広がるという点や、創大には学生を支援する様々なサポートが整っているという実感があるという点です。そうした理由で、創大の看護学部を受験しよう!と心に決まったのは、4年生8月のことです。

 

家族や仲間に支えられ、全て悔いなく挑戦

 部活の方で並行してコンクールのオーディションも受けていました。4年生の夏ごろには就活が落ち着いて、最後の集大成として部活に打ち込もうとの計画だったので。ところが急遽進学に軌道修正したところ、ありがたくも(大変なことに)コンクールメンバーにも抜擢されました。例年は9月の本選までの挑戦でしたが、なんとこの時は本選を勝ち抜き、11年ぶりに全国大会出場の切符を手にしたのです。実は、親にはコンクール出場のことも言い出せず、ついには全国大会の前日までカミングアウトできずにいました(笑)。いざ打ち明けた時にはすでに見透かされていましたが、全国大会も見に来てくれたので、(ちょっとした)親孝行ができたかなと思います。
 勉強面では、塾に行けない分、周りの友人を頼りにしました。苦手な化学は理工学部の友達に教えてもらい、英語は国際教養学部の後輩からレクチャーを受け、空きコマや放課後の時間、みっちり勉強に励みました。
   
 

創大での新しい4年間の始まり
 すべての入試形態で受験して合格。2019年3月創価大学経営学部を卒業し、その年の4月に看護学部7期生として無事に入学することができました。
 授業では先生方がいつも「患者さんの生きる力を引き出すためにどうすべきか」など、看護学部3つの指針を深める機会をつくってくださったり、同期からは相手を思いやる真心を学ばせていただきました。また、1年生の終わりに参加したスウェーデン研修では、日本と北欧の看護における重視する価値観の違いを学びました。
   

 看護学部で一番思い出に残っていることは、看護師国家試験対策委員会の副委員長としての挑戦です。自分のことで精いっぱいだった私が、この活動を経て人のために行動できる自分になりました。国試は落ちる試験ではないので、全員が合格をするために、どうすればモチベーションがあがるか、上手く勉強が進まなかったり、落ち込んでいる子に対してはどう励ましたらいいかなど、委員会メンバーが一丸となり勉強会の開催や一人ひとりへの励ましに徹しました。逆に、みんなが私を励ましてくれた時には、「こうしてもらったら元気になるんだ、やる気が出るなあ」と、学びにもなりました。遊びに行きたくても行けないもどかしさを感じた時もありましたが(笑)、みんなで勉強できたことが楽しかったし、ぐっと団結感が生まれたので、かけがえのない思い出です。
 

 

受験生へのメッセージ
創価大学看護学部は、患者さん第一の看護を学べるだけでなく、様々なことに挑戦すればするほど人間的にもたくさん成長できる環境だと思います。
そして、いつでも温かく励ましてくれる仲間や教員、職員の方々が支えてくれるので、課題や実習、就活、国試など、しんどいことがあっても、最後には全部いい思い出になりました。
ぜひ、創価大学看護学部で一生の宝物になる思い出をつくって欲しいなと思います!

  • Profile

    #峯更紗 Mine Sarasa
    #広島県出身
    #パイオニア吹奏楽団
    #東京都内の病院へ就職

ページ公開日:2023年04月22日
  • キャンパスガイド2023看護学部