2023年3月取材

2023年04月26日

【Pioneer】 在学生インタビュー Vol.6 越田晴美さん

生命の世紀を創るパイオニア(Pioneer)である創大看護学部生―――
今回は、在校生インタビューとして、越田晴美さんにお話を伺いました。

人として成長できる場所

養護教諭を目指した理由
小学校が家から遠くて、遠距離通学をしていたのですが、1年生の時はそれが辛くて教室に行くのも億劫になった時がありました。保健室に駆け込んだ時に、保健室の先生が「ここ(保健室)にいていいよ~」と温かく対応してくれました。その時から、保健室の先生への憧れと、安心できる居場所を作りたいなと思うように。その後高校の時に、フィリピンの看護師さんの講演を聞く機会がありました。細かい内容は覚えていないものの、自分の手で目の前の方を救う看護師ってすごい!と感動し、魅力を感じた他、そのフィリピンの看護師さんを人として尊敬し、こんな人になりたい!と思ったことを覚えています。

なぜ創大看護に?
養護教諭課程の大学や専門学校への進学が一般的かと思いますが、知識だけでなく、あのフィリピンの看護師さんのように、人間力を鍛えられる大学に行きたいなと考えていました。探す中で、大学としては「人間教育の最高学府」をモットーにしていたり、看護学部3つの指針に共感し、それを実現できる人になりたいと思い、創価大学看護学部への入学を決めました。
●看護の魅力

1年生の座学の授業は想像以上に大変で、正直、“もう諦めようかな”“自分は看護職に向いていないかも” と思っていました。2年生の春休み、実習担当の先生の助言もあり、「今回の実習を経て看護師として進むか否か決めれるように取り組もう」と意気込んで迎えた2回目の実習。患者さんに関わっていくものの自分の中でうまくいかず、最終日まで、思うようなコミュニケーションや演習ができなかったことに、やるせ無さを感じました。「私は患者さんの何を知れて、何に貢献できたんだろう、」と思っていたところ、最後、患者さんに挨拶する際、患者さんが私に「ありがとう」と伝えてくださったのです。そのときに、看護をする意義というか、人間対人間の、心と心の通わせがいかに大事かを実感するとともに、やっぱり自分は看護の道に進もうと決意できました。

  

●原点回帰 ー養護教諭の道へー

看護師の道もありかな、と思ったのですが、自身が所属していた団体で、児童生徒と多くかかわる中で、「多感な時期を過ごすいろんな思いを抱えた子どもたちを支えたい」と、初心を思い返しました。その後の学習や実習を通してその思いもさらに強まり、悔いのない選択をしたいと考え、まずは養護教諭として貢献していきたいとの思いを再確認しました。


●大変な時に鼓舞してくれた仲間と家族
看護を目指す道は決して平坦ではないので、壁にぶつかる時はよくありました。でも、私が落ち込んだ時にはいつも看護学部の友達が励ましてくれて、原点に立ち返りながら前に進むことができました。看護の同期はみんな頑張り屋さんで、学業だけでなく課外活動等いろんな面で奮闘している姿をみて鼓舞されます。悩みや辛いことを共有して、声を掛け合える、なんでも話し合える同期に出会えたことに心から感謝しています。
また、親がいつもお弁当を作って送り出してくれたことも、エネルギー源となっていました。本当に感謝がつきません。

  

●4年間を振り返ってー
授業や課題の多さから本当に大変な日々でしたが、今となっては全て意味のあるもので、一つ一つ乗り越えながら、人として大きく成長できました。実習や授業、1対1の教員面談を通して、知識や技術だけでなく、「患者さんの生きる力を引き出すとはどういうことか」「患者さんが本当に必要としていることは何か」等、看護をする上で大切な精神を教えていただきました。創大看護で学べて本当に良かったです。

同期のみんなはほとんど、この春から看護師として出発します。私は養護教諭を目指し、みんなとは違う道を進みますが、どこまでも看護学部の3つの指針を胸に、創価大学で学ばせていただいた、創価の看護を体現することができる教育者へと成長して参ります!
受験生へのメッセージ
みなさんは看護学部にどのような印象がありますか?様々な印象があると思いますし、不安に感じる人もいるかと思います。しかし、私はこの学び舎で温かな先生方と一生涯の同志と出会い、生命尊厳の看護を学ぶことが出来ました。将来なりたい自分に挑戦できるのが創価大学です。迷ったらぜひ挑戦してみてください。皆さんのご活躍を心から応援しています!

  • Profile
    #越田晴美 Koshida Harumi
    #東京都出身
    #創価一貫教育連絡事務局
    #養護教諭特別別科のある大学に進学

ページ公開日:2023年04月26日
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