【Pioneer】 在学生インタビュー Vol.8 森谷愛美さん

2023年9月取材

生命の世紀を創るパイオニア(Pioneer)である創大看護学部生―――
今回は、在校生インタビューとして、森谷愛美(もりや えみ)さんにお話を伺いました。

目の前の人に真心尽くす人生を

看護師を目指したきっかけ
小学生の時同じクラスに、障がいを持つ友人がいました。友人の身の回りのサポートをする中で、目の前の人に尽くす喜びを感じ、「人と身近に関わり、寄り添う仕事に就きたい」「自他ともに幸せになれる『人に尽くす道』を人生で大事にしていきたい」と思うようになりました。中でも、看護師である母の姿を通して、患者さんの一番近くにいて、病で苦しむ人の中から希望を引き出すという看護の使命の尊さに心動かされ、看護師になることを決意しました。

創大進学を決意したきっかけ ~創大生・創立者の真心に感銘~
高校時代に創立者の書物を拝見し、「創価大学は大学に行けなかった人のため、民衆に尽くす人材を輩出するために作られた」と知った時に、「創大で、勉強だけでは得られない、人に尽くす心を学びたい」「人として成長したい」と思いました。
そのような中、大きな転機となったのは、高校2年生の夏、創価大学に行った時の出来事でした。そのとき創大生が、「ようこそ!」「遠い中お疲れさま」と私たちを温かく迎えて下さったり、教室の場所を訪ねた際、「聞いてくださりありがとうございます」と、御礼を伝える立場の私に深々と頭を下げられたこともありました。今までに体験したことのない真心の温かさと細やかな心遣いに、「こんな世界があるのだ」と胸が熱くなると共に、その生き生きと輝く姿に感銘を受けました。創立者からは、当日の天気や参加者だけでなくその家族の健康まで気にかけてくださっていることを伺い、一人ひとりをもれなく大切にする創大生・創立者の真心に感動し、創価大学への進学を決意しました。

    



入学当初に実感した「人に尽くす心」
2020年4月に入学。新型コロナウイルスの影響で入学式も開催されなかったうえに、すべてオンライン授業となったため、キャンパスにも入れませんでした。友達ができるのか、看護技術も身に着けられるのか、という不安だけでなく、ずっと家の中にいたので、自分だけ社会で取り残されているような感覚にも陥りました。そのような中、学部の先輩方が、当時の1年生へ「なんでも相談会」という、授業・生活など、どのようなことでも気兼ねなく相談できる会や、1年生同士の交流会をオンラインで開催してくださりました。先輩方も未曾有の環境で怒涛の授業や実習に励まれている中、同期・先輩の強い繋がりを築いて、一つ一つ丁寧に不安を取り除いてくださった先輩の真心に感動しました。その他にも1年生で初めての実習前には、実習相談会をオンライン開催してくださったり、先生方も授業を工夫してくださる上に真心こもるサポートもしていただき、モチベーションをあげながら、なんとか学習することができました。

 入学直後に先輩が相談会を開催

 12月に開催されたユニフォーム贈呈式で同期と記念撮影

異文化理解を深める体験
1年秋から万葉国際寮(留学生と暮らす女子寮)に入寮しました。入国制限等の関係で、留学生は数名だけでしたが、それでも、一緒に過ごす中でその国の生活や価値観を学ぶことができました。
また、同時期に、オンラインでしたが留学生喫茶の活動に参加しました。様々な国籍のメンバーとグループになり、各国の世界遺産を紹介する動画を作成。更に、各国の音楽を聴いたり、メンバーとの交流を通して友情を深めながら、多様な国の文化に触れて、新たな価値観・考え方を学び深める機会となりました。
 万葉国際寮生との集合写真

 留学生喫茶の仲間と


2年生の春休みには、オンラインでアメリカ国際看護研修に参加しました。この研修では、英語でのインタビューや文献検討、プレゼンテーションに挑戦したり、先方の先生方の講義を拝聴しました。さらに、先生方が人生の体験談をお話しくださる機会もあり、アメリカの看護だけでなく、人生において尊敬できる師を持つことの重要性や、苦難に負けない生き方、自分の可能性を信じることの大切さなどの人生の指針も学ぶことができ、大きな原点となりました。

研修参加前は、海外の看護は日本と全く違う別のものだと思っていましたが、国・生活背景が異なっていても、目の前の患者さんの世界に入り込み、その方にとっての苦しみを和らげる看護など、看護師として、そして同じ人間として「人に尽くす」心・対応は世界共通であることを実感しました。
看護師として、多様な背景や苦しみへの理解を深め、患者さんの自分らしく生きる喜びや意欲を引き出す看護を実践するうえで、このような経験ができたことは本当にありがたいことだと感じます。
 オンラインで開催した国際看護研修

受験生へのメッセージ

上京する前は、友人関係や経済面・生活面の不安もありましたが、創大のサポートは本当に手厚く、奨学金制度も豊富で、思う存分学べる環境が整っています。親身に寄り添ってくださる先輩や先生、お互いを尊重できる同期の仲間がいる、安心できる温かな環境です。
創立者はかつて、「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」との指針を創大生に送ってくださいました。目の前の人に尽くしゆく創大看護の精神を共に学び、社会に、そして世界に、励ましの心光る看護を届けていきませんか。

Profile
#森谷愛美 Moriya Emi
#福岡県出身

#留学生喫茶
#国際看護研修

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