【創大看護の授業紹介】療養生活看護論Ⅳ(慢性期:看護過程・支援技術)

創価大学看護学部の授業を紹介します★

授業名:療養生活看護論Ⅳ(慢性期:看護過程・支援技術 
学年:3年次
担当教員:内山久美教授、魚津優子講師、立川一紀助教、阪谷樹里助教

●担当教員より●

 この科目は、慢性疾患と共に生きる患者と家族のセルフマネジメント支援の実際を学ぶ科目です。慢性疾患とは、ながく緩やかに進行し、完全に治ることが望めない病いです。2年次に、慢性疾患の代表疾患(がん、心疾患、脳卒中、糖尿病、腎臓病)について、病いの特徴と慢性疾患をコントロールしながら生活をする患者と家族の理解について学習し、3年次の臨地実習で実際の患者と家族にセルフマネジメント支援が実践できるように看護過程の展開を行います。
 演習の事例は、2型糖尿病の教育入院患者の事例です。教育入院では、食事療法、運動療法、薬物療法により、適切な血糖コントロールを学び、退院後もうまく糖尿病と付き合って自己管理できるように支援します。ここでは、食事療法についての患者と家族の認識を確認し、栄養士による指導に繋げるためにカロリー数を一緒に計算することを目的とした関わりの場面です。



学生の学びの声を一部紹介します。

<実際にプレゼンしている学生の声>
 発表を通して、慢性病者へのセルフケアマネジメント支援では「個別性」がとても重要で、その人のための看護実践がその人らしい生活に繋がっていくことを実感した。そのため、看護師が一方的に説明したり指導を行うのではなく、目の前の患者さんの思いを受け止めて、ともに生活を考えていく態度が必要であることを学んだ。目の前の患者さんのことを心から思う姿勢と、心から思った時に出た言葉が患者さんの行動変容へと繋がっていくと学んだ。

<プレゼンを評価している学生の声>
 Aさんの生活を踏まえて、外食も出来ることやアプリを使ってカロリー計算ができることなどを説明していて、具体的で良かった。Aさんや奥さんができていることを褒めることがAさんの自信に繋がっていると感じた。