スペイン・バルセロナ大学との新規国際交流で助成採択

本学看護学部が申請したスペイン・バルセロナ大学看護学部との新規国際交流事業が、一般社団法人日本私立看護系大学協会による助成事業に採択されました。

バルセロナ大学は、1450年創立のスペイン最古の大学の一つであり、看護教育においても豊かな伝統と高い実績を誇ります。スペインは、プライマリ・ケアが整備されており、家庭医と看護師が連携して地域住民の健康を支える体制が確立されています。また、高度実践看護師制度も導入されており、診断支援や慢性疾患管理などを担っています。こうしたスペインにおける先進的な看護実践を学ぶことで、日本の地域医療の強化や看護人材育成の課題解決にもつなげていくことを目指しています。

本助成を受け、今秋には本学部教員がバルセロナ大学を訪問し、学部間交流協定を締結する予定です。また、バルセロナ大学の教員を本学に招き、特別講義や今後の共同研究、学生交流に向けた協議を行います。

この交流は、本学看護学部にとりまして、ドイツ・エスリンゲン応用科学大学に続くヨーロッパで2例目の看護学部間協定となります。この活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献し、国際看護教育のモデルケースとなることを目指しています。

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