バルセロナ大学より客員教員を受け入れ 国境を越えた看護教育の交流を深める

2025年11月10日(月)から数日にわたり、スペイン王国のバルセロナ大学より、本学看護学部の客員教員であるAmparo del Pino准教授、Carmen Moreno 准教授、Esther Crespo助教が来学されました。本年10月には学部間学術交流協定を締結しており、今回の来学は国際的な看護教育の連携をさらに深める貴重な機会となりました。

<理事長・学長を表敬訪問>

秋谷芳英理事長、鈴木美華学長と懇談しました。懇談では、無償医療保障を持つスペインの看護システムや、大学間の国際交流について意見を交わすとともに、今後の教員・学生間の活発な交流推進に期待が寄せられました。

<民主音楽協会視察>

民主音楽協会を視察。古典ピアノ、世界の楽器、民音の歴史など、各種展示室を見学し、数々のコレクションが奏でる美しい音色を堪能されました。ご一行は、人々の心に希望・友情・平和を広げる同協会との交流を大変に喜ばれました。看護における音楽の役割とも共鳴をされ、本学および同協会 創立者による音楽文化事業と平和運動に対し、深い感銘を寄せられました。

<歓迎会>

本学学生による歓迎会が開催されました。学生たちは創価大学や本学の部活動団体の魅力を紹介し、日本舞踊や空手の演舞を披露しました。また、折り紙づくりも行い、日本文化をともに楽しみ、温かな交流を深める有意義な会となりました。最後には、学生から感謝の言葉と動画が贈られ、笑顔あふれる時間となりました。
歓迎会を企画・運営した学生からは、「終了後には、多くの感謝のお言葉をいただき、こちらも胸が熱くなる思いでした。歓迎会に参加した学生も自然と笑顔になり、会場全体が和やかな雰囲気に包まれた、非常に温かい会となりました」といった喜びの声が聞かれました。

<医療施設訪問>

本学の看護実習先として連携する国立国際医療センター病院を視察しました。国際感染症センターや救急外来など、最前線の医療現場を拝見するとともに、日本およびスペインの医療支援体制や、看護師育成について、活発かつ広範な意見交換を行いました。今回の視察は、今後の教育・研究活動をさらに発展させるための、大変貴重な機会となりました。

日本滞在期間中はこのほか、スペインの精神看護学について記念講演を行ってくださいました。また、創価高等学校への視察も行われ、本学創立者の教育事業へ深い関心を寄せられました。

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