丹木の歳時記2019 長月(一)

秋の訪れを感じるきっかけは人それぞれでしょうが、筆者はキャンパスの一隅で南蛮煙管(ナンバンギセル)を見つけると秋の到来を実感します。万葉集に「道の辺の尾花が下の思草(おもいぐさ)」とあります。ここで詠まれている「尾花」とは芒(ススキ)、「思草」は南蛮煙管の古名です。南蛮煙管には葉緑素がなく芒の根などに寄生するため、その下で見られるという訳です。芒は秋の七草の一つ。万葉の昔から人々は身近にあった芒や南蛮煙管に秋の訪れを感じていたのでしょうか。キャンパスでは小さい秋がそこかしこに見え隠れしています。

南蛮煙管(ナンバンギセル)
南蛮煙管(ナンバンギセル)
蔓穂(ツルボ)
蔓穂(ツルボ)
荒地盗人萩(アレチノヌスビトハギ)
荒地盗人萩(アレチノヌスビトハギ)
蓮華升麻(レンゲショウマ)
蓮華升麻(レンゲショウマ)
栗
栃の実
栃の実
榧(カヤ)の実
榧(カヤ)の実
卵茸(タマゴタケ)
卵茸(タマゴタケ)
蓮
ハグロトンボ
ハグロトンボ
青鷺(アオサギ)
青鷺(アオサギ)
百日紅(サルスベリ)
百日紅(サルスベリ)

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