丹木の歳時記2021 弥生(二)

毎年、冬の時期は題材探しに苦労しますが、春が来ると状況は一転。紹介が追いつかないほど多様な花が一斉に咲き出します。池田記念講堂の横で寒緋桜(カンヒザクラ)と白木蓮(ハクモクレン)が開花。ジンチョウゲ科の三椏(ミツマタ)には沈丁花と同様に芳香があります。ミツマタは枝が三つに分かれることから付いた名前で、皮は和紙の原料になります。活動を開始したテングチョウは春の日差しの中で翅を広げて日向ぼっこを楽しんでいます。「文学の池」で一冬(ひとふゆ)を過ごした真鴨(マガモ)の数は50羽以上。そろそろ北国への帰り支度を始めているのかも知れません。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで
E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。
Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから