丹木の歳時記2021 師走(一)

近頃の天気予報では「この冬一番の冷え込み」というフレーズをよく耳にします。手足がかじかむような朝のキャンパスを歩くと、黒光りする射干玉(ぬばたま)を見つけました。「ぬばたま」とは檜扇(ヒオウギ)の種のこと。その黒さから「黒」や「夜」にかかる枕詞として万葉集にも歌われています。「ぬばたまの 夜の深けゆけば 久木生(ひさぎお)ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く」と詠んだのは山部赤人。檜扇が咲くのは7月頃で、今年の本欄では「文月(三)」で紹介しています。あの花からこんな実ができるのかと確かめながら、しばし万葉の風情に浸ってみるのも一興。案外、山部赤人に負けず劣らずの雅(みやび)な一句が浮かんでくるかもしれませんね(笑)。

文学の池
文学の池
中央図書館
中央図書館
池田記念講堂付近
池田記念講堂付近
女子短大前
女子短大前
平安の庭
平安の庭
射干玉(ヌバタマ)
射干玉(ヌバタマ)
藪茗荷(ヤブミョウガ)
藪茗荷(ヤブミョウガ)
万両(マンリョウ)
万両(マンリョウ)
飯桐(イイギリ)
飯桐(イイギリ)
山茶花(サザンカ)
山茶花(サザンカ)
椿(ツバキ)
椿(ツバキ)
ジョウビタキ♀
ジョウビタキ♀

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