丹木の歳時記2025 水無月(二)

6月4日は「虫の日」。雑木林での撮影の際に注意すべきは虫刺されです。蚊よけのネットを頭からかぶり、いざという時に備えてポイズンリムーバーも常備しています。ここで思い出されるのが、生物学者ジャスティン・シュミット氏が考案した『シュミット指数』。毒針を持つ昆虫に刺された時の痛さを4段階に分類したものです。その著書『蜂と蟻に刺されてみた』によれば、セイヨウミツバチの痛みはレベル2。舌を刺されるとレベル3に上がります。その痛みは「たちまち内臓に響くようないやな痛みに苛まれ、すっかり消耗する。刺されてから10分間は死んだ方がましだと思ってしまうほど」だそう。では、最大値レベル4の痛みをもたらす昆虫は何か。中・南米に生息するブレットアント(和名サシハリアリ)です。これに刺されると「目がくらむほどの強烈な痛み。かかとに三寸釘が刺さったまま、燃え盛る炭の上を歩いているような」痛みだとか。ブラジルの先住民アラランデウアラ族は今もなおサシハリアリを成人の通過儀礼に使うそうです。内側にサシハリアリの針を敷き詰めた手袋のようなものを用意。この中に手を差し込み、一定時間を耐え抜いたものだけが一人前の男と認められるといいます。一人前と認められずともよい。アラランデウアラ族の男に生まれなくて良かったと、胸をなでおろしているところです。

紫陽花(アジサイ)
未央柳(ビョウヤナギ)
杜若(カキツバタ)
受咲大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)
枇杷(ビワ)
ラベンダー
紫式部(ムラサキシキブ)
杏(アンズ)
キタキチョウ
コオニヤンマ
スジグロシロチョウ
コマルハナバチ

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