丹木の歳時記2026 皐月(三)

 本学の自然観察を始めて20年以上。季節ごとに出会える草花や昆虫はそれなりに把握しているつもりでも、毎年新たな発見があります。つい最近も「文学の池」で見慣れないトンボを見つけました。本学でこれまで観察できたトンボは26種。頭の中の記憶をたどっても種名が思い浮かばず、写真に収めて調べてみました。
 そのトンボの名は「コサナエ」でした。東京都レッドデータブックによれば、コサナエは「区部では皇居のみに現存」し、多摩部でも「現存生息地は10か所に満たない」とありました。絶滅危惧のカテゴリーは多摩では絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
 同じくこの時期に見かけるホンサナエやヨツボシトンボも絶滅危惧II類(VU)に指定されています。こうしたトンボが生息できる環境自体が貴重といえるでしょう。
 「Que sais-je?」(クセジュ)とはフランスの哲学者モンテーニュ(1533-1592)の言葉。「私は何を知っているのだろうか?――何も知らないではないか」との意味で、彼の座右の銘として有名です。長く観察を続けても、筆者の知っていることなどまだほんのわずかに過ぎない。そう自戒しながら、キャンパスの自然観察を続けています。

栄光の道
シャクナゲ
タツナミソウ
スイカズラ
アカツメクサ
ドクダミ
ユズ
コサナエ
ウスバシロチョウ
ニッポンヒゲナガハナバチ
ダイミョウセセリ
コミスジ

「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから

Share

Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend