[道]雪柳の道
[道]雪柳の道
音声で聞く(約90秒)
学生ホールの向かい側、「千花道」前を右に下る道が「雪柳の道」です。この道を含めて「文學乃池」の方向へ五差路まで長く続く細い道は「逍遥の道」と命名されています。
2005年4月15日、創立者がキャンパスを回った際にこの道の雪柳を鑑賞し、「名前はすでにあるが愛称ということで」と伝言が寄せられ、「雪柳の道」が命名されました。横断歩道を渡る学生を鼓舞するかのように、春には雪柳や連翹が咲き誇り、白と黄色の鮮やかなコントラストを演出します。
かつて創立者は雪柳の生命に触れ、長編詩「雪柳 光の王冠」で青年に励ましを綴りました。
「雪柳は『雪』であり『花』だった。『冬』であり『春』だった。白という光の中に、春と冬が溶け込んでいた。まるで、希望と苦悩が渾然一体になっている青春時代のように。青春は、苦しい。悩みばかりだ。しかし、悩みがあるから、心は育つ。うんと悩んだ日々こそ、一番不幸だと思った日こそ、あとから振り返ると、一番かけがえのない日々だったとわかるものだ。だから苦しみから逃げず、苦しみの真ん中を突っきって行くことだ」