創価大学所蔵 ゲーテ重宝展

創立者特別文化講座『人間ゲーテを語る』20周年記念

開催時期 2023年12月1日~22日
会  場 創価大学中央教育棟1階エントランス(入場無料)
主  催 池田大作記念創価教育研究所
フライヤー
展示フライヤー
創立者池田大作先生の第1回特別文化講座『人間ゲーテを語る』(2003年3月)から20周年となることを記念し、創価大学が所蔵するドイツの文豪・ゲーテの初版本や直筆書簡9通等、貴重資料を公開いたしました。

特に書簡は、ゲーテの子どもたちのなかで唯一成人した息子・アウグスト宛のものが多く、ゲーテ晩年の名作『西東詩集』や「マリーエンバートの悲歌」に関連する記述を含むなど、歴史的価値の高いもので、日本国内では最多の直筆書簡コレクションであり、うち7通は日本で「初公開」となりました(書簡はレプリカによる展示)。

12月1日に行われたオープニングセレモニーでは、鈴木将史学長の挨拶に続き、ドイツ大使館のゼーンケ・グロートフーゼン一等書記官が本展示会への期待を述べた後、元日本ゲーテ協会会長の森淑仁東北大学名誉教授からの祝辞が伊藤貴雄副所長(文学部教授)により紹介されました。田代康則理事長は2003年の創立者による特別文化講座「人間ゲーテを語る」を振り返り、「創立者が目指された、世界の平和と人々の幸福という遠大な目標を、私たちが受け継いでまいりたい」と語りました。その後、ゲーテの詩「野ばら」によるシューベルトとヴェルナーの歌曲が、足立広美教育学部准教授と学生により演奏されました。
また、創立者の講座「人間ゲーテを語る」のハイライト上映が行われ、本展示会を監修した田中亮平副学長が展示品を解説しました。

展示の模様は、翌日の読売、毎日、聖教新聞等で報じられ、12月11日には、八王子市教育長である安間英潮氏が訪問され、数々の展示品に「八王子の重宝ですね」との言葉をいただきました。


【展示品は以下の通り】
ゲーテ直筆書簡 9通 全17頁 1819~23年(本邦初公開を含む・レプリカ)
『若きヴェルテルの悩み』1775年 第2版(初版第2刷)
『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』全4巻 1795~96年 初版
『ゲーテ全集』全61巻 1827~30年、1832~42年 初版(ポケット版)