2017年11月29日

2017年度創価教育研究所講演会

2017年11月23日に「2017年度創価教育研究所講演会」を開催しました。

「作家・子母澤寛(しもざわかん)誕生の風土―幕府軍敗残兵3人と厚田村―」

講師:吉田 悦志 氏(明治大学副学長、国際日本学部教授、明治大学史資料センター運営委員)

 子母澤寛(しもざわかん)は、北海道石狩郡厚田村(現在の石狩市厚田区)に生まれた小説家で、創立者池田大作先生の師匠である戸田城聖先生と同郷であり、深く長い親交がありました。戸田先生が設立した出版社「大道書房」は、子母澤の小説「大道」から取られたものであり、戸田先生が発行人となって、子母澤の小説を数多く出版しております。

 今回の講演では、子母沢の生まれた厚田村の人的風土について語っていただきました。戸田先生の少年時代について学ぶ上において極めて有益なものとなりました。また、講師の吉田悦志先生は、明治大学の大学史資料センターの運営委員として、長く明治大学卒業生の足跡について研究してこられました。子母澤も明治大学の卒業生であり、その視点からもスライドを使用してお話いただきました。

参加者の代表の声
○厚田にどのような歴史があったのかを学びました。戸田先生や牧口先生と縁が深かった土地は、日本史的にみてどういう風土だったのかを知ることができました。(学部 2年生)

○戸田先生が青春時代を過ごした厚田の地に、新政府軍から幕府軍を護ろうとした新撰組のリーダーが辿りついたのは興味深かったです。戸田先生も正義を貫かれました。厚田とは正義の人を育む土地なのかもしれません。(学部 1年生)

○知らないことばかりで、とても興味深かったです。吉田先生は飽きないように講演してくださるので楽しく聴講できました。子母澤寛に興味がわき、著作を読んでみたいと思いました。(学部 3年生)

○厚田村に様々な人が縁していたことを初めて知りました。子母澤寛についても初めて知り、著作に興味をもちました。また、戸田先生との関わりについてもより深く知りたいと思いました。(学部 2年生)
ページ公開日:2017年11月29日