鈴木将史前学長著書『推理式指導算術と創価教育』に資料提供を行いました

数学教育の専門家である鈴木将史前学長・教育学部教授が出版した『推理式指導算術と創価教育』に、研究所所蔵の画像資料の提供を行い、9月8日に出版されました。

同書は、戸田城聖先生が1930(昭和5)年の若き日に出版した学習参考書『推理式指導算術』の魅力を紹介し解説したもので、戸田先生の青年時代の様子や当時の状況を紹介するとともに、実際の100題以上の問題を解説し、創価教育の歴史のみならず数学力も身につく書となっています。

創立者の師である戸田城聖先生は、1923(大正12)年に牧口常三郎先生の教育理論をもとに私塾(後の時習学館)を設立しました。ここで使われてきたプリントを一冊にまとめて同書は出版され、100万部を超えるロングセラーとなりました。また、同書の背表紙には、「創価教育学原理による」と付けられており、戸田先生の私塾や出版の一切は、牧口先生の示された「創価教育学」を世に残すために行われたことがうかがえます。また、この年の11月18日に牧口先生の教育理論をまとめた『創価教育学体系』が戸田先生の財政的支援のもと発刊されました。

牧口常三郎先生の「子どものための教育」という根本精神を受け継いで、戸田先生が発刊した同書を含む学習参考書・教育雑誌・学習雑誌は、現在本学本部棟内にレプリカを展示しております。

鈴木前学長が出版した冒頭の書の「おわりに」には、「本書執筆に当たり、池田大作記念創価教育研究所のたくさんの資料を参考にさせていただいた」と資料提供への謝意が述べられています。

戸田城聖先生が出版された『推理式指導算術』の数々
戸田城聖先生が出版された『推理式指導算術』の数々
鈴木将史前学長が出版した本書
鈴木将史前学長が出版した本書
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