客員研究員の牧口常三郎に関する論文が収録された研究書籍が発刊されました

一般財団法人 新渡戸基金が発行した『新渡戸稲造の世界 第34号2025』に、本研究所の塩原將行客員研究員が執筆した論文が収録されました。
本書は、国際連盟事務次長として国際社会に貢献するなどした新渡戸稲造の生涯と功績を紹介する図書で、毎号研究者の論文などが掲載されています。
塩原客員研究員は、「新渡戸稲造と牧口常三郎(上)」と題し、両氏が郷土会等を通して結んだ30年にわたる交友を通して、両氏の接点や共通点、また、牧口の『創価教育学体系』に新渡戸稲造が寄せた序文は、彼が書いた多くの序文の中でも格段に長いことなども紹介しています。
発刊された第34号の序には「(上記の論文は)二人の札幌時代の行動を詳細に追い、そこから牧口はこの時代にすでに新渡戸に感化を受けていたのではないかという推理を、多くの資料を提示しつつ、突き詰めていっている。来年以降(中)と(下)も続く」と綴られています。

